カラヴァッジョのラクリメ(涙)

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今日は映画《カラヴァッジョ~天才画家の光と影》の鑑賞に。
その余韻に浸りながらサヴァール&ル・コンセール・デ・ナシオン、エスペリオンXXI による《カラヴァッジョの涙》を聴いています。

収められている曲は、カラヴァッジョの絵にインスピレーションを得て作られたオリジナル。
でもオリジナルのみではなく、カラヴァッジョと同時代の作曲家ジェスアルド(この方も殺人を犯しました)や、トラバーチ、モンテヴェルディ、ロッシとイタリア初期バロックの編曲もあり、カラヴァッジョの絵と対応し合う、凝った構成です。
カラヴァッジョの7枚の絵『イサクの犠牲』、『聖マタイの殉教』、『ロレートの聖母(巡礼の聖母)』、『キリストの埋葬』、『聖母の死』、『洗礼者の聖ヨハネの斬首』、『ゴリアテの首を持つダヴィデ』にインスピレーションを受けたそうですが、ほとんどが死の場面。
カラヴァッジョの「ラクリメ(涙)」、それは彼の絵そのもの…。

カラヴァッジョへのオマージュといえるこのCD、ジャケットの絵は『ラザロの復活』。
「死」に続く「復活」ということを示しているよう。
カラヴァッジョの絵は時代を超えて生き続けているわけですが…。

映画自体の音楽は《イル・ポスティーノ》のルイス・バカロフ。《イル・ポスティーノ》のメインテーマや映画自体も好きですが、今回はちょっと通俗的な感じ(感傷的すぎる)。
映画の中ではリュート演奏やカストラートも登場し、雰囲気を盛り上げています。
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by marupuri23 | 2010-02-19 00:57 | early music | Comments(0)