METライブビューイング アンコール上映《ハムレット》

夏休み5日目は、お休みの日らしく朝寝坊。ゆっくりと目覚めて、銀座まで《ハムレット》鑑賞へ。
鑑賞後は自宅に戻って国試勉強。
夕方になって、職場の仲良し同僚ら3人と、地元のイタリア料理店へ。
美味しい料理を食べて飲んで、笑って…。
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アンブロワーズ・トマ《ハムレット》を聴くのは初めて。
指揮のラングレが話していたように、典型的なフランスオペラ。大規模な合唱隊に、ソリストらの重唱が加わり、歌も舞台も華やかで壮麗な19世紀のグランド・オペラ。
初演時には、ワーグナーの主要作品はすでに世に広まっていたと思いますが、音楽自体にワーグナーの影響は感じられません。影響を受けるのはもっと後の世代でしょうか…。
(後からワーグナーが本格的に認められるのは1870年代後半からだと分かりました。《ハムレット》初演は1868年)

音楽的にピンとくるものはありませんでしたが、なにより演劇的要素の強い作品で、タイトルロールのキーンリーサイドの鬼気迫る歌役者ぶり、またオフィーリア役のペテルセンによる技巧を凝らした「狂乱の場」の見事さ、またベテランのモリス&ラーモアが手堅く脇を固め(下手したら主役が食われるほどの迫力)、それに合唱の力強さが加わり、圧倒される素晴らしさでした。
オケも緊迫感のある演奏で、ドラマを引っ張っていました。
歌手とオケがこれだけ揃えば、もう演出はおまけみたいなものだなと思いました…(へんな演出だったら、かえって台無し)。

キーンリーサイドがインテリジェンスな方でびっくり。インタビューでこのオペラを見事に「解説」していました。「言葉が命のシェイクスピアとは違っているが(台本はシェイクスピアではない)が、原作に特徴的なものはこのオペラに残されている」「人間とは何かを追求したい」等々…。

今まで知らなかったオペラの魅力に触れることができて、良かった。
映像ではありますが、METライブビューイングに感謝。
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by marupuri23 | 2010-08-06 23:49 | opera | Comments(0)