2013年 鑑賞振り返り

今年は体調優先の一年で、仕事をこなすので手一杯。ですので、音楽や舞台・美術鑑賞も例年より少なくなりました。ただ、時間の合間にできる読書は増えたかな。
来年も状況はあまり変わらないと思いますが、ストレスを溜めないよう、リフレッシュしながら過ごしていきたいと思います。とは言っても、やりたいことは沢山。
さらに自分の力を生かしていくことができれば、幸せなこと…。

簡単に鑑賞生活の振り返りを。

【音楽・舞台】
昨年は室内楽ばかりだったのに、今年はオーケストラのコンサートに5回。第九で締めくくりができたのは最高でした。

オペラは新国立劇場《夜叉が池》。朝日では酷評されていましたが(一緒に行った友人も×とのこと…)、オペラに何を求めるかですよね。鏡花好きの私にとっては満足できるもので、十分楽しませてもらいました。ほか、METライブビューイングで《皇帝ティートの慈悲》《鼻》へ。ショスタコーヴィチ作曲の《鼻》は久々に面白かったオペラでした。
これは何と言っても演出の勝利。まさにロシア・アヴァンギャルドのプロパガンダポスターな感じ。赤と黒を基調とした配色にキリル文字、フォトモンタージュの組み合わせ、オペラの内容ともマッチして、冷戦時代を思い起こさせました。

他は能が1回に、歌舞伎座での新作歌舞伎《陰陽師》へ。
 《陰陽師》は、新歌舞伎座に行きたがっていた母が喜んでくれたので良かったかな。「また行きたい」とのこと…(はい分かりました)。
しかし、歌舞伎座内の日本画はやはり錚々たるもので凄いですね。速水御舟の画の前でお弁当を食べられるなんて(^^;)

またミュージカル《ノートルダム・ド・パリ》へ。ユゴー原作のミュージカルでは《レ・ミゼラブル》が有名ですが、これもユゴー原作のもので、1998年にパリで初演されたヒット作。
私はこの話が好きで、映画版もいくつか観て、シュミット作曲のオペラを聴いたりしました。プティ振付のバレエもいいですし。カジモドの純愛に泣けます…。

【美術】
今年は待ちわびていたターナーや、ルネサンスの巨人ダ・ヴィンチ、ラファエッロ、そしてフランスの至宝「貴婦人と一角獣」と世界的にメジャーな名の展覧会に接することができ、これだけでも充実感たっぷりでしたが、一番感動したのは、エル・グレコ展。
国内史上最大という回顧展でしたが、ほぼ50点全てがエル・グレコの画で、それはもう素晴らしく圧倒的でした。スペインで見たい…。

現在美術では会田誠さんの「天才でごめんなさい」展。好き嫌いが分かれますが、これぞ現代美術(人間と対立している)ではないかと。現代の日本を反面鏡のように、まざまざと見せてくれるように思えます。画は本当に見事ですし。パブリックアートへの意見には笑え納得しました~。

日本美術では、興福寺仏頭展が良かった!とはいっても仏頭ではなくて、木造の十二神将立像。日本にいながらこれを見ていなかったなんて!見事な造形にすっかり度肝を抜かれました。阿修羅像や仏頭以外にもこれほど名品があるなんて、興福寺に恐れ入りました。

【その他】
他にも映画(そんなに見ていませんが)や本などありますが、省略。
良かった映画では《ゼロ・グラビティ》、本では山口晃『ヘンな日本美術史』(目から鱗)、ケリー・マクゴニガル『スタンフォードの自分を変える教室』(ヨガ関連で)が印象的でした。
小説では、久々に村上春樹の新作を読みました…。昔は本当に村上春樹を愛読していたので。

古典や『失われた時を求めて』の続きを読みたいと思いながら、やはり今年も過ぎてしまいました…。今読んでいるのは『インフェルノ』ですし。

最後になりましたが、どうぞよいお年を!
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by marupuri23 | 2013-12-31 22:11 | コンサート | Comments(0)