羽毛のような柔らかさ~キルヒシュラーガー&VBOによるバッハ

e0036980_23454862.jpgウィーンを中心として活躍するメゾのキルヒシュラーガーと、今秋来日公演したヴェニス・バロック・オーケストラによるバッハのカンタータ集。
キルヒシュラーガーはモーツァルトやR・シュトラウスのズボン役が当たり役。昨年ザルツブルグ音楽祭「薔薇の騎士」のオクタヴィアンで実際に聴くことができたのですが、あまりピンとこず…。でもその後のヤーコプス指揮による「フィガロの結婚」ケルビーノは、歌役者としても大変素晴らしかった(これは映像)!私にとっては理想のケルビーノ=キルヒシュラーガーとなっています。

ズボン役を得意とする硬質な声のキルヒシュラーガーと、柔らかい音質&イタリア的な明るさを持つヴェニス・バロック・オーケストラは意外な組み合わせで、ちょっと違和感を感じないでもありません。でも収まられているアリアは穏やかで安らぎに満ちた曲調のものばかりですし、オケの柔らかさや明るさは、バッハ初心者にとってはとっつきやすいですね(ヒーリング的な感じも)。
バッハ演奏としては、オケが弱く重量感がもの足りないという感じも受けますが、こうしたバッハもあるのだと興味深く聴きました。
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by marupuri23 | 2005-12-11 23:38 | early music | Comments(0)