一足先のクリスマス~クレマン・ジャヌカン・アンサンブル

e0036980_2144323.jpg今年のコンサートの締めくくりで津田ホールへ出かけました。カウンターテナーとして著名なドミニク・ヴィスを音楽監督に置き1978年にパリで結成された、ヴォーカル・アンサンブル。ヴィスはヘンデルのオペラ「アグリッピーナ」ナルチーソ役で接しましたが、歌はもちろん大変な芸達者で観客の笑いを取り、大受けしていました。評判どおり上手いなぁと感心したのを覚えています。

このアンサンブルは16cのフランス・シャンソンをレパートリーの中心としていますが、今回は15c中~16c前半の宗教曲が中心のプログラム。聖母マリアの祈りを主軸におき、ミサ典礼各章とモテットを交互に組み合わていました。私はルネサンス期の宗教音楽に接したことがほとんどなく、知識も皆無なのですが、シンプルな旋律がアラベスクのように重なっていくさまと濁りのない和声に、すっかり夢幻の心持ち。これはヒーリングに近い感覚…。素朴でありながら原初的な生命感を強く感じました。


折しもクリスマスの時期、聖母マリアの祈りに包まれる心安らぐコンサートでした。〆にふさわしいもので何より♪
(写真は品川プリンスホテルのツリー、内容とは無関係ですが綺麗だったので)
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by marupuri23 | 2005-12-20 20:50 | early music | Comments(0)