美術館に初詣

今年は東京国立博物館の「博物館に初もうで」から始める美術館詣で。私にとっては縁起物の一つ。
今年の干支である「未」にまつわる様々な遺物を集めた、毎年恒例の展示。
「未=羊」は西洋、東洋通じて、人間に身近な動物であり、神への捧げものとして考えられてきた。それだけに今回は地中海から東アジアまで幅広い内容となっていた。
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印象に残ったのが、東洋館の画像石「羊の頭部」(後漢時代 1~2世紀)。見てすぐ「羊」と分かる!
画像石とは、墳墓周辺に立てられた石でできた祠だが、東洋館には画像石のセクションがあり、様々な図像を見ることができる。日本でもお馴染みの、八咫烏や九尾狐、餅つきをする兎もいる。…とはいっても、兎がついているのは不老不死の薬。そして能の演目にもある西王母。
日本との繋がりを改めて感じる…。世界は繋がっている。

羊は漢時代の墓にしばしば飾られ、文字が吉祥の「祥」と通じるところから、めでたい意味を持つとされたそう。発音が陰陽の「陽」にも通じ、「死からの再生」「子孫繁栄」につながるとも考えられたとのこと。
そんな昔から陰陽はあったのか…。陰陽には鍼灸や食べ物選びでもお世話になっているのだけど(ちなみに私の体質は「陽」)。

ここ最近は、台湾での故宮博物館を訪れた影響からか、そちらの美術に関心が高まっている感じ。
それにしても、東洋館は空いているので、落ち着いて鑑賞できるのが嬉しい。
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by marupuri23 | 2015-01-26 00:21 | 美術展 | Comments(0)