1628年製ヴェルサイユ宮チェンバロの響き~ルセ《平均律クラヴィーア曲集》第2巻

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なんと重厚で眩いばかりの響き!さすが銘器、チェンバロでこれほどの音がするのかと驚かされます。
ヴェルサイユ宮所蔵の名工リュッカースによるオリジナルのチェンバロですが、ジャケットからも分かるように、金箔の施された大変美しいもので、よく保存されています。美術品としても大変価値のあるものでしょう。

これまで、CDや実演でルセのオペラやクラヴサン演奏を聴いてきましたが、なんといっても優れた鍵盤奏者ですので、この銘器でバッハを堪能できるのは嬉しいこと。
このチェンバロから華やかで力強い音色を引き出し、曲の構成をクリアに表現していく手腕は鮮やかで、「本来のバッハ」に出会えた感が。
この《平均律クラヴィーア曲集第2巻》が、バッハの鍵盤音楽の頂点であるというルセの言葉に異論はありません。1番ハ長調のスケールの大きい前奏曲からバッハの世界に惹き込まれて、自分で奏でるのも楽しく、夢中になりますね。

先日、アファナシエフのピアノで同じく《平均律クラヴィーア曲集第2巻》を聴きましたが、ルセによるこのチェンバロ演奏の方がモダンに聴こえてしまう…(もちろん、アファナシエフの個性を否定しているわけではありませんが…)。
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by marupuri23 | 2015-07-05 23:31 | early music | Comments(2)
Commented by miya at 2015-07-23 23:56 x
こんにちは。ご無沙汰しています。ルセさんの素敵な録音が出ているのですね♪私はごく若い時の演奏と指揮のものしか聴いたことが無かったのでぜひ聴いてみたいです!ご紹介ありがとうございます。
ところでアルバムのジャケット写真がみょーに気になりまして(笑)。舞台の宮殿のサロンのお部屋?もすごく雰囲気がありますね。そこにピタピタのジャケットとパンツの出で立ちがすごい存在感。
余計なことばかり言ってすみません・・・。

まるさんが重厚な響きと感じられたのはもしかして楽器がいわゆるヴェルサイユピッチなのかな?と気になりました。フランスの調律はバロックピッチよりもさらに低めに設定されることも多いですが、独特の雰囲気が出てしびれますよね。
平均律は…じつはほとんど弾いたことがなかったのですが勉強してみたいです。
習っているオルガンは発表会もあって、しばらくロマン派(ラインベルガーとか)を弾いていたのですが次またバロックに取り掛かろうと思っているところ。ぼちぼちですががんばりますー。
Commented by marupuri23 at 2015-07-26 22:16
miyaさん、ご訪問嬉しいです~♪
こちらこそご無沙汰しております、miyaさんのサイトはちょくちょく見させていただいているのですが、なかなかコメントができす失礼しております…。

このジャケット、インパクトありますよね…(気持ち分かります)。お部屋はヴェルサイユ宮殿内にあるルイ15世の娘達のもので、たぶんこのチェンバロが置かれていたのではないかと…。ルセさんも、この雰囲気に負けていないところがスゴイ(^^;)

ピッチについて、CD解説には載っていたと思いますが、現在友人に貸してしまっていて…。戻ってきたら確認してみますね。確かに低めで、それがより低音部を際立たせていて、低音好きにはしびれます~。

平均律は私も初心者ですが、1巻を3つ弾き終えまして、今は平均律2巻の1番に取り組んでいます。1巻より緻密なので、読み解いていく面白さはアップしていますが、手強いことは確かですので、マイペースでぼちぼちです。でも楽しいです♡(でないと続かない…)

オルガンの発表会、お疲れ様でした!次はまたバロックですね♪オルガンでバロック、いいな~。曲が決まりましたらぜひ、教えて下さいね。
miyaさんのサイトにも、またコメントさせてください、では!