ペルガモン博物館(ミレトスの市場門)
重量級の美術・博物館ばかり、全て観て回りたいが、絵画館だけでもかなり集中力を使ってしまった。
旧ナショナルギャラリーで、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒなどドイツのロマン派や近代絵画まで観る予定にしていたものの、もうすでに消化不良になりそうで躊躇…(フリードリヒはドレスデンでも観れると思ったのだが、叶わず残念。ゼンパーオーパーではワーグナーだったのに)。
夜の予定もあるので、気分転換にペルガモン博物館のみ観てホテルに戻ることにする。
ミレトスって、あのギリシャの植民都市のミレトスでしょう、哲学の始まりの地…。
市場門だけでも、古代の交易十字路であったミレトスの壮麗さが思い浮かび、当時はエーゲ海の鮮やかさと相まって、それは見事な眺めであったろうと想像できる。地中海も…、海、水、…タレスの「水」だ。
古代世界が一気に再現される感覚、こうして具体的にイメージできるほどの展示は滅多にない。
古代への想いが搔き立てられる、来てよかった!