スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ(聖ロッコ同信会館)No,1

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 路地に現れた「ペストの医者」(伝統的ヴェネツィア仮装)に導かれるように辿り着いたのが、ティントレットの絵で埋め尽くされた聖ロッコ同信会館。聖ロッコはペストに対する守護聖人、建物はバルトロメオとスカルパニーノの設計により16世紀に完成したもの。
 この大階段はスカルパニーノの設計で、左右の壁には、1630年に流行したペストの様子が描かれている(アントニオ・ザンキとピエトロ・ネグリによるもの)。しかし、この絵よりも印象に残るのは、その手前に描かれた二つの絵。
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 遺体を橋から船に投げ入れる情景が生々しい。母子だろうか、母が子供を守るように腕で抱きかかえているのが可哀そうで…。遺体には黒死病と呼ばれる所以となった出血斑が見て取れて、思わず「うわ~」と唸ってしまう。
 後ろを見ると、そこには骸骨の死神が鎌を振り上げている絵があってゾッとする。そのド迫力に、先ほど見た「ペストの医者」が、可愛く思えてしまう..,。

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by marupuri23 | 2016-10-10 23:19 | イタリアへの旅  2016 | Comments(0)