スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ(聖ロッコ同信会館)No,2

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 ヴェネツィアでの必見の一つが、このティントレットの美術館ともいえる聖ロッコ同信会館だ。ここにはなんと日本語のオーディオガイドがあり、しかも最新式(iPhone)。丁寧な音声ガイドとともに美しい映像が楽しめる。鑑賞環境としては信じられないぐらい充実しているなぁと思っていたら、ここの同信会は現在も続いているものだそう。なるほど、そういうわけか、と納得。この建物は数百前のものなのに、まだ現役バリバリなのだ。凄いなぁ…。
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 ヴェネツィアを襲ったペストの惨劇と、聖母マリアと聖ロッコによるペスト撃退が描かれているスカルパニーノの大階段を上がると、そこはティントレットの絵が満載の大広間。天井には《青銅の蛇》(病者を看護するという同信会の慈善行為の象徴)が見える。ルネサンス絵画とは思えないほどのダイナミックさ、すぐにティントレットと分かるような強烈な個性がある。
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 《青銅の蛇》の奥にある《マナの収集》。天から降り注ぐ神からの食物「マナ」の描写と、それを集める人々の動きがドラマティック。
 どれも見ごたえがあり、じっくりと見ようとすればするほど、首が辛くなってくる。でもご心配なく、天井画を心ゆくまで堪能するために大判の鏡まで用意されている。それを抱えて大広間の椅子に座り、鏡に天井を映せば、ティントレットの迫力が手に取るように見てとれる。

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by marupuri23 | 2016-10-16 00:34 | イタリアへの旅  2016 | Comments(0)