パオロ・ヴェネツィアーノ(サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ聖堂)

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 主祭壇にティツィアーノ《聖母被昇天》(画面奥)を掲げるこの聖堂は、壮麗な絵画や彫刻に彩られている。ゴシック様式の聖歌隊席も素晴らしく、祭壇画のティツィアーノやベッリーニ、ヴィヴァリーニ、そしてカノーヴァの墓碑などを眺めていると、時が経つのを忘れてしまう。
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 そして、この聖堂内部から少し外れた参事会室には、ヴェネツィア絵画の祖パオロ・ヴェネツィアーノによる《ダンドロの半円飾り》がある。パオロは、アカデミア美術館に《聖母の戴冠》、サン・マルコ大聖堂に《フェリアーレ祭壇画》があるが、優美なロレンツィオ・ヴェネツィアーノに比べると、ビザンツの影響がさらに強く感じられ、古風な印象。燃え立つような金色に浮き上がる色彩の華やかさに、目を奪われてしまう。
 この聖堂だけでも、ヴェネツィア絵画の流れを目の当たりにできるのが嬉しい。


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by marupuri23 | 2016-12-02 23:57 | イタリアへの旅  2016 | Comments(0)