天才ジョルジョーネ、そしてボッス

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 今回、アカデミア美術館で一番観たいと思っていたのが、名高いジョルジョーネの《嵐》。期待に胸膨らませていたが、なんと貸し出し中。
 しかし、《老婆》があった。これを間近で観て、その凄まじい描写力に驚愕。衝撃を受けた。これは美しいとか、綺麗だとかいうレベルのものでない、遙かにそれを超えている。こちらへの迫り方が、尋常ではない。この絵は生きている。
時代を感じさせない現代性があり、天才と呼ばれるのも納得の凄さ。直接見なければ分からなかっただろう、脳裏に焼き付いてしまった。
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 そして、この美術館にはボッスが3点あり(ドメニコ・グリマーニ枢機卿のコレクションだったそうだ)、観れるだろうと期待していたが、新しく改修した場所(企画展)にあったようで、そこまで辿り着かずに時間切れ…。貴重な機会だったのに、最初に観れば良かったと後悔。
 16世紀初頭のヴェネツィアには、ボッスの絵が何点ももたらされ人気を博し、ジョルジョーネもその影響を受けたと考えられているとのこと。(宮下規久郎『ヴェネツィア 美の都の一千年』より)《嵐》の世界も、そう思えば確かに、と思う。

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by marupuri23 | 2016-12-12 23:54 | イタリアへの旅  2016 | Comments(0)