《マフィアは夏にしか殺らない》(La mafia uccide solo d'estate,2013)

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 シチリアのパレルモを舞台としたマフィア映画で、イタリアでは大ヒットを記録した作品。TVドラマにもなっており、監督・原案・脚本そして主演まで務めるのは、シチリア出身のピフことピエルフランチェスコ・ディリベルト。直接話した知人によると、シチリア訛りで話を返され凄かった、とのこと(どんな感じなんでしょう)。

 シチリアといえば思い浮かぶのがマフィア、これは完全に映画《ゴッドファーザー》の影響。また、ヴィスコンティ《山猫》とか...。オペラだとマスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ》、有名な間奏曲を含めて大好きだが(いかにもシチリア的でディープな愛憎劇)これぐらいしか頭に浮かばず申し訳ないと。

 マフィア映画だが、内容はコメディ仕立て。1970年代、マフィアによる反マフィアに対する暗殺の数々を、一住民である少年アルトゥーロの日常を通して描いていく。殺人が日常的で、しかも関係のない一般人も巻き込まれてしまう状態が続いていたことに、ただ驚いてしまう。とはいっても、そこはコメディ。笑いとユーモアで血生臭さは押さえ、少年アルトゥーロと同級生のフローラの出会い、そして大人になった二人の恋の進展が軸になっているところが良し。フローラ役のカポトンティは清楚な美貌で、魅力的。そして、頻繁に登場する「イネス」という粉砂糖の振りかけられている揚げパンが美味しそうで...。

 映画の最後に、マフィアとの闘争で命を落とした記者や政治家の記念碑を巡る場面が印象的だった。この映画は、そうした人々に捧げられている。

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by marupuri23 | 2017-06-04 00:28 | 映画 | Comments(0)