お能は「バレエがオペラと離れる以前のかたち」

e0036980_044718.jpg今日は宝生能楽堂にて「高砂」「千手」を鑑賞。
私はお能についてまだ、全く感想を述べることができません。白州正子さんの「お能の見方」では「世阿弥は目智相応しなければよい見手とは言われないと言います。鑑賞家は自分に対して見栄を張るために、自分の芸術的陶酔を感じるだけで満足するに終わってはなりませぬ。そう心得た上で、さてはじめて能を楽しみ、自分を満足させるのは、…それは私の知ったことではございません。」という言葉が胸に刺さってしまうのです。

タイトルは白州正子さんが、お能と西洋の古典舞踊(バレエ)を比べて述べた言葉です。私にとっては、この比較はとても興味深いものでした。「お能とバレエほど見た目に違うものはありません。芸術の高峰は分水嶺となって、この二つの流れを東西に分かちます。分かれた二つの流れがしめそうとするものは、しかし同じひとつのものです。」

「現在バレエは日一日と発展しています。そのゆくすえはどこまで伸びるが見ものです。しかし、太陽のもとにけっして真に新しいものはありえません。目をそばだてるほどの新しいものを取り上げても、美の法則はつねに不変です。これを変えることは人間にはできません。どんな革新家であっても我にもあらず、この法則に従っているのです。」
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by marupuri23 | 2006-02-12 23:18 | 日本伝統芸能 | Comments(1)
Commented by twister203 at 2006-02-22 00:35
初めてTBさせて頂きます。共通の興味事項も多いようなのでこれからもよろしくお願い致します。日本刺繍綺麗ですね。これからも楽しみにしております。 東アジアンより