桜と名人芸に酔った1日~または、まる(猫)に小判の日

e0036980_23144066.jpg今日は宝生能楽堂へ舞台鑑賞に。まずは狂言、人間国宝の野村萬さんによる「八句連歌」。本当に芸達者、所作の一つ一つにオーラが醸し出されていて上手いの一言です(これ以上の表現ができない私)。楽しく笑わせていただきました。
「花ざかりごめんなれかし松の風」「桜になせや雨のうき雲」と、ちょうど見頃を迎えている桜にかけた句が出てきたりして、嬉しかったです。

お能の演目は「景清」。「平家物語」に典拠し、武勇を誇った平家の武士、悪七兵衛景清を主人公に置いています。捕えられた後、源氏の繁栄をみるのを拒み、自ら両目をえぐったという悲劇的英雄で、多くの伝説が残っているそうです。生きながらにして地獄を味わい、昔の勇士の姿もなく乞食となっている老人の姿を描いた、悲壮感漂う演目です(オイディプス王を連想させます)。
主人公を現役能楽師最高齢(85歳)の今井泰男さんが演じていましたが、哀れさを誘うというより、老いても凛とした勇者という感が強かったです。このお年でスゴイなぁと、素直に思いました。

e0036980_2317438.jpg2つとも私にはもったいないような演目。見ることができて良かったです(でも隣の方は軽いイビキをかいていました。どうしようかと思いました)。
鑑賞後は北の丸公園へ花見に。桜より人を見に来たような!ものすごい人出でした。でもやはり桜は見事ですね~。一人でのんびり散策しました。
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by marupuri23 | 2006-04-01 22:34 | 日本伝統芸能 | Comments(0)