J.S.バッハ~協奏曲からカンタータの世界へ

続いてまたバッハ…。チェンバロ協奏曲の1番(BWV1052)はとても好きな曲で、コレギウム・アウレウムの演奏で初めて聴いた時から「おお、なんてかっこいい曲だ!」と一聴惚れ。バッハらしい、細かな描写ですが、それでいて大胆。あれよあれよという間に曲がどんどん展開し、いったいどこまで行くのだろうと思わせられるような奔放さ。

以前コンサートで接したレツボールのメッセージ「バロック音楽とはファンタジーのためのファンタジーである。即興という形でしかあり得ないほどの自由さを持ち、人間の感情の世界を表現することをテーマとする―」、バッハの曲を聴くと、この言葉がその通りだなぁと感じ入ります。

e0036980_2328984.jpg先日、ガーディナーのカンタータ・シリーズを聴いていたら、146番《われらあまたの苦難を経て神の御国に入らん》のシンフォニアでこの協奏曲の第1楽章が使われていてびっくり。こちらの方が有名なのですね。カンタータはほとんど聴いたことがないので…。
チェンバロがオルガンになっていますが、そうなると、さらにスケール感が増してスゴイ迫力。これが教会で演奏されたら、私なぞは神様を思うより、曲の凄さでもう恍惚(!)としてしまいます…。曲自体はカンタータの名の通り、苦難を乗り越えていくような、毅然とした意志が感じられるものですが。
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by marupuri23 | 2006-10-18 23:28 | early music | Comments(0)