METライブビューイング『セヴィリャの理髪師』~「伝統的喜劇」イタリア・ブッファここに極まれり!

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昨年から日本でも始まったニューヨーク・メトロポリタン歌劇場のライブ上映。ブロッサム銀座で鑑賞しました。初めてでしたので、興味津々。作品は『セヴィリャの理髪師』。
平日マチネだったので観客の年齢層がかなり高く、私などは浮いてしまいそう。客の入りは8割を超えていたと思います、大盛況。オペラ愛好家の方が多いのでしょう、普通の映画以上の熱気が感じられました(フローレスファンの方が多かったのかも)。

上映はとても楽しめました!大変気に入りました。さすがエンターテイメントの王国アメリカ、サービス精神満載の作り方、やることが上手いです。アメリカだから、こうした方法が編み出せたんでしょうね。世界230カ所でこうした上映がなされているそうです、スゴイ。画質は大変綺麗。音は生と比べるのは無理がありますが、十分満足のいくものでした。

この『理髪師』のキャストもさすがメト、スター揃い踏みで、文句の出しようがありません。最高に愉快な気分を満喫(バルバロ役カルロのおかしさといったら!)。ロッシーニって、本当に人を楽しくさせてくれます。才能って、こういうことを言うのですね。

演出もとてもよくできていました。どちらかといえばオーソドックスな雰囲気ですが、古くささはゼロ。洒落ています。
黙役としてバルバロ付きの小間使いが出てくるのですが、これがチョコマカおもしろく動いて、大笑い!。これにはアイデアを感じました。
演出家のコメントがあったのですが、このオペラをよく理解し、本質を捉えていることが伝わってきます。「あなたの言う通り」と心の中で思いました。

こうした上映で、オペラファン増の期待大。すでにファンの方々にとっても、大変楽しめるものであることは間違いありません。今後続々の上映を望みます。
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by marupuri23 | 2007-03-27 23:57 | opera | Comments(0)