新国立劇場《軍人たち》 その2

間が空いてしまいましたが…(温泉旅行に行っておりまして)、感想の続きを。

今回の公演、お目当てはデッカーの演出でした。2004年ザルツ音楽祭で観た彼の演出による《死の都》がとても良かったからです。変な読み替えや混乱させるような付け足しをせず、作品のコアとなる部分(特に心理面)を浮き出させようとするスタイルで、結果、全体的には抽象的なものになっていると思います。
《死の都》、美術的には色彩感が目に美しく、本当に夢のようで…。忘れられない舞台でした。

そのデッカースタイル、その《死の都》からほとんど変化は感じられず(空間の使い方も同様、《死の都》のヒロイン役デノケも最後はスキンヘッド&白い下着姿でした…)、少々マンネリ感もないではありませんが、私はこうしたすっきりモダン&色彩感の強い演出は好みの部類。

でも、このオペラは異なる場面の同時進行という作りになっているので、その部分を視覚化するという部分では難しかったのかなと…。
オケですが、もっと凄みを出して迫ってきてほしかったです。

なんにせよ、こうした作品に接する機会はあまりないので、貴重な体験でした。
[PR]
by marupuri23 | 2008-05-11 22:31 | opera | Comments(0)