ヴェイデン『最後の審判』1(オスピス・ド・ボーヌ)

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昨年のちょうど今頃、ブルゴーニュのボーヌを訪れていました。もう一年経ってしまったのですね、早いものです。ボーヌの街で一番印象に残ったもの、それがオスピス・ド・ボーヌ(オテル・デュー)にあるこの衝立画、『最後の審判』。15世紀にフランドルの画家ヴェイデンによって描かれたものです。
これを観れただけでも、この街に来た甲斐がありました。それほど素晴らしい出来栄え。
もともとはオスピス・ド・ボーヌ内チャペルの祭壇上部に掲げてあったものですが、現在はこの絵のために専用の部屋が設けられており、近くでじっくりと眺めることができます。
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フランドル画、その細密さにはいつも驚嘆させられます。この画の前には、親切なことに「動く虫眼鏡」が設えてあり、それを覗き細かい部分まではっきりと見ることができました。聖ミカエルのマントの壮麗な装飾、地獄落ちの人々の苦悶の表情がリアルに迫ってきます。いつまでも絵の中に入り込んでいられそう。

中央上部にはキリスト、その足元には最後の審判を告げる4人の天使に囲まれた聖ミカエルがいます。手にした天秤で人々を測っているのです。
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