ヴェネツィア続きで…

e0036980_19274468.jpgヴェネツィアと聞くと、ヴィヴァルディより一世代前に活躍したカヴァッリが浮かびます。モンテヴェルディの弟子で、ヴェネツィア派の大家。聴衆向けのオペラ劇場が次々と建てられ、軒を競った時代に人気を博し、作品をいくつも残しています。初期バロックのイタリア・オペラは演劇的要素が強い(ヘンデルのオペラに見られるようなはっきりした音楽様式はまだ成立していません)ので、台詞はかなり多く、ストーリーも込み入っています。

昨年、このカヴァッリのオペラ「エリオガバロ」をインスブルックで聴くことになり、そのためにCDをいくつか聴きました。大変伸びやかで優美な旋律、すっかりお気に入りとなりました。台詞と旋律がぴったり合っていて、歌による感情表現が自然に流れていく感じ。恋心の表現には胸がキューン 。こうした思いは今も昔も変わりませんね。

オペラ「セルセ」のアデランタのアリアが好きなのですが、ロマンティックすぎて少々恥ずかしい…。
voi mi dite ch'io non I'ami,ma non dite se potro!
あなたは彼を愛さないようにというけれど、どうすればいいのか言ってちょうだい!
Troppo belle son le stelle ch'al suo volto il ciel dono.  
美しすぎるのよ あの瞳は、天が授けたあの瞳は。
Troppo stretti quei legami ond' Amor m'incateno… 
その絆は強すぎるわ、愛の神が私を繋いだ絆は…。

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by marupuri23 | 2005-09-07 19:28 | early music | Comments(0)