スカラ座博物館の小さな入口から、オペラのポスターがズラッと掲げられている(ここでもう気分が盛り上がってしまう)こじんまりとした階段を登っていくと、スカラ座のホワイエに。
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 その夜、実際にオペラを観た際にはプラテア席で、1階(piano terra)にずっといたため、ここは日本でいう何階になるのだろうか。1階よりも天井を含め格段に広くて明るいように感じる。ちょうどバレエのリハーサル中だったので、劇場内部は見学できず、パルコ席からガラス窓を通して内部を覗き見る感じ。ぼんやりと薄暗くしか見えなかったが、それでも劇場の美しさが十分に伝わってきた。
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 博物館はまずコンメディア・デッラルテの世界から。オペラが歴史的に演劇の延長線上にあることを踏まえている展示で、さすがポイントを押さえているなぁと感心。ゴルドーニの肖像画もあったので、例の会場スタッフのおじさまに「ゴルドーニが好きで、昨年はヴェネツィアのゴルドーニ劇場へも行った。コンメディア・デッラルテの絵がたくさん!」と言ったら、またまた手招き。その先には道化師の像が。
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 「ほら、これがヴェネツィアのアルレッキーノだ。アルレッキーノはヴェネツィアなんだよ。アルレッキーノはベルガモ(いや、クレモナ?記憶が曖昧)から来たんだ」と。
 そして別の陶器の道化師を指して「これはプルチネッラ。プルチネッラはナポリ。ナポリは行った?」「いえ、まだ」と答えると目を見開いて「ナポリも美しい所だよ。サン・カルロ劇場にカポディモンテ美術館…。でも、ん~ちょっと、あそこはね」と言葉を濁すおじさま。私が「注意が必要?」と言うと、うなづいて荷物をかすめ取るような仕草。ナポリには憧れるが、そんなに危ないのかなぁ(知人が「ナポリでは、あ、ちゃんとしなきゃ、と思ったよ」と話していたのを思い出す…)。

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