カテゴリ:early music( 75 )

e0036980_22444149.jpg数日前にバロックの鍵盤作品集でドメニコ・ツィポリという作曲家を初めて知りました(カテゴリ・ピアノ)。
そして今日、友人から頂いたCD「ボリビアのバロック」を取り出したら、なんとドメニコ・ツィポリが入っているではありませんか!あまりにもタイミングが良すぎてビックリ。今年発売されたもので、近年、南米ボリビアで新たに見つかった楽譜を録音したもののよう。

e0036980_2247435.jpg製作の過程を映したDVDもついており、録音が行なわれたボリビアのコンセプシオン教会を見ることができます。この教会、ウルトラバロックと呼ばれるスペインの建築家チュリゲラの影響(「チュリゲレスコ」⇒チュリゲラ風)が見てとれておもしろいです。この様式はスペインの影響が深い中南米地域においても広まったそうで、よじれた柱や巻きつくような植物模様が特徴。
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e0036980_19274468.jpgヴェネツィアと聞くと、ヴィヴァルディより一世代前に活躍したカヴァッリが浮かびます。モンテヴェルディの弟子で、ヴェネツィア派の大家。聴衆向けのオペラ劇場が次々と建てられ、軒を競った時代に人気を博し、作品をいくつも残しています。初期バロックのイタリア・オペラは演劇的要素が強い(ヘンデルのオペラに見られるようなはっきりした音楽様式はまだ成立していません)ので、台詞はかなり多く、ストーリーも込み入っています。

昨年、このカヴァッリのオペラ「エリオガバロ」をインスブルックで聴くことになり、そのためにCDをいくつか聴きました。大変伸びやかで優美な旋律、すっかりお気に入りとなりました。台詞と旋律がぴったり合っていて、歌による感情表現が自然に流れていく感じ。恋心の表現には胸がキューン 。こうした思いは今も昔も変わりませんね。

オペラ「セルセ」のアデランタのアリアが好きなのですが、ロマンティックすぎて少々恥ずかしい…。
voi mi dite ch'io non I'ami,ma non dite se potro!
あなたは彼を愛さないようにというけれど、どうすればいいのか言ってちょうだい!
Troppo belle son le stelle ch'al suo volto il ciel dono.  
美しすぎるのよ あの瞳は、天が授けたあの瞳は。
Troppo stretti quei legami ond' Amor m'incateno… 
その絆は強すぎるわ、愛の神が私を繋いだ絆は…。

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今月はヴィヴァルディの公演が続く予定で、バロック好きな私にとっては嬉しい月です。しばらくはどっぷりヴィヴァルディの世界に浸ることにして、CDでも聴いています。ヴェネツィアで活躍し、赤毛の司祭と呼ばれた作曲家(その生涯については謎が多いそうですが。なにせ昔のことですものね)。その音楽が流れていた、遥か300年前の華麗な水上都市「アドリア海の女王」ヴェネツィアに思いを馳せて…。e0036980_10154455.gife0036980_10165582.jpg











            



バロック・オペラで活躍、C・Tのジャルスキー「カンタータ集」と、
カルミニョーラ&ヴェニス・バロック・オーケストラ「後期ヴァイオリンコンチェルト集」
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e0036980_2072476.jpg9月に入り、いよいよオペラシーズンの始まり!我が日本の新国立劇場はワーグナー「マイスタージンガー」で開幕。開幕に相応しい演目で、楽しみにしている方も多いのではないでしょうか(私は観に行けないのですが)。

海外のサイトを観ていたら、今期もシャンゼリゼ劇場は古楽系のオンパレード。オペラ公演ではコンチェルト・ケルンのモーツァルトやリュリ&モリエール「町人貴族」、ロッシーニ「セミラーミデ」。コンサート形式でもスピノジによるヴィヴァルディのオペラ、ヤーコプスによるヘンデルのオラトリオやモーツァルトのオペラ、マルゴワールによるラモー「優雅なインド」等々キリがありません。なかなか日本では聴くことができないものばかり、うらやましすぎて眩暈がします…。また牧阿佐美バレエ団の引越し公演(ピンク・フロイド・バレエ。一昨年観ましたが良かったです)がありました。どこでもドアが欲しいです。
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明日からスウェーデンへ行ってきます。目指すはドロットニングホルム宮廷劇場のオペラ公演、ラモー「ゾロアストル」。
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