桜が開花し、ようやく春本番。
春を迎えた嬉しさから、久し振りに着物を纏って外出したくなりました。
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桜の花弁を刺繍した半襟に、珊瑚色の綸子。
これにポリの帯を合わせようとしたら、当然ですが光沢の違いが歴然、慌てて取り替えました。

久し振りに絹に包まれる感覚は、なんとも気持ちが良くうっとりしてしまいますが、街着としてはやはり派手ですね。
観劇ということで、お洒落着で。
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e0036980_17501320.jpg結婚前は、それこそ時間をかけて着物を纏い、見た目には優雅(?)に出かける余裕がありましたが、今では…(仕事と主婦業が優先)。
特に日本伝統芸能の鑑賞では、着物の観客が多く、そうした雰囲気に包まれる楽しみもありました。
着物率が高いのは能ですね。


着物からはすっかり遠ざかってしまいましたが、このままでは今ある着物が年齢に合わなくなってきてしまう不安が…(もったいない精神)。着付けも忘れてしまいそう。
無理やりにでも着る機会を増やさねばと思っています。昔少しかじった茶道のお稽古でも?(そんな時間は取れないですね…)

前置きが長くなってしまいましたが、要するに着物好きです。とは言っても知識はゼロに近いですが…。
檀さんによる日本全国の染め織り、技、糸の紹介本ですが、どれも本当に手間をかけ、気の遠くなるような細かい工程を経ているものばかり。魂と気迫がこもっています。まさに「手仕事」。
生糸も、機械で取ったものと手で取ったものとでは、質が全く違うそうです。
地方色豊かな様々な染め織りも、風前のともしびとなっているものが多く、時代の流れとはいえ、これほどまでに民族の伝統を感じる美しいものが消えてしまうのは、残念でなりません。

本の最後では、能うつしの着物のあれこれが目を楽しませてくれます。『老松』『道成寺』『鷺』『井筒』…、曲に合わせた様々な意匠の着物が、檀さんの見事な着こなしで映えていて、思わずため息。
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