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さて、めでたく世界一早く解禁となったボジョレー・ヌーボー。飲めない私にとっては関係無しとも言えるのですが、夏のブルゴーニュワインを思い出して、ボーヌの映像を載せたくなりました。
ボジョレーはブルゴーニュではなくローヌ・アルプ地方になりますが、地理的には近く、かなり広い地域を指します。ボジョレー・ヌーボーは南方面で作られたもの。その年の「新酒」ですが、フランスでは「プリムール」と呼ばれています。
ワインもブルゴーニュ産(白はシャルドネ、赤はピノ・ノワール)とは違い、軽やかな風味を生むガメイを使っているとのこと。

とあるカーヴに入ってみると、こんな感じ。ありすぎてクラクラします。とても静か、ワインでできた迷路のよう。
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ご丁寧にワイン産地の解説まで展示あり。こんなに細かく分かれているとは…、驚き。
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e0036980_23352450.jpg早朝からの仕事後、ピアノ教室の発表会へ。発表会とはいっても、会場は教室で内輪のもの。大人の生徒さんが中心となり、お互いの交流を兼ねた会となりました。もちろん日頃の成果を一人ひとり披露。私は長年取り組んできたブラームスのピアノ作品118の2《インテルメッツォ》。クリスティアン・ツィメルマンの演奏会で、この曲と初めて出会いました。その曲のなんともいえぬ、ブラームスのロマン的な部分が色濃く出ている世界に惹きこまれ、練習し始めたのです。

私の使用している楽譜には、この曲集をブラームスから受け取った音楽学者シュピッタの言葉が載っています。「…これは、あなたが今までピアノのためにお書きになったものとは全く違っていて、私の知っているあなたの器楽曲のなかで、もっとも内容豊富で、もっとも意味深いものです。これは静寂と孤独の中で、長い時間をかけて吸収するのに適したもので、弾いた後ばかりでなく弾く前の黙想にも適したものです。あなたがこのようなものを《インテルメッツォ》という言葉で暗示しようとしたことを思うとき、私はあなたを正しく理解したと信じます。《インテルメッツォ(間奏曲)》というものは、前提と結論を持っているもので、この場合、それぞれの演奏者と聞き手が、自身でそれを作り出すべきです」

この言葉からも分かるように、非常に深い味わいを持つ曲集ですが、特に2番はメロディーの美しさが際立っています。年月を経れば、今とはまた別の表現が可能であり、深めていくことができるところも、成熟を超えた領域に達した作品群だからなのでしょう。一生お付き合いできる曲がレパートリーになるのは嬉しいことです。

こんな作品に畏れ多くも挑戦しましたが、弾き込んだ作品なので、自分なりの表現もでき、思ったより気持ちよくブラームスの世界を作り上げることができました。シュピッタが「弾く前の黙想にも適した…」と書いていますが、弾く前にはかなりの気構えが必要な曲です。深い呼吸が必要というところでしょうか。そして「前提と結論を持っているもので…」、こうしたロマン的な曲を弾くと(聴くと)、自然になにかしらの情景、思いが引き出されてくるものです。それが上手に表現できれば、これが私のブラームスだと言えるのかもしれません。

しかし、人前で弾くのは中学1年以来です。発表会となると準備も大変ですが、人前で弾くことは、成長のためにもやはり必要なことだなぁと感じた次第…。
他の方からは、「ブラームスの重厚さがよく出ていて、良かったわよ」と、ありがたい言葉をいただきました。良かった。。

他の生徒さんの曲を聴くことも、本当に楽しかった!私の親と同じ世代の方が、「これが弾きたくて始めたんです」とショパンの《華麗なる大円舞曲》を弾く。たどだどしくもそれは、紛れも無くショパンの華やかなワルツの雰囲気で、パリのサロン&舞踏会の情景が浮かぶ。「好きだから表現したい」という気持ちは、技術とは関係なく伝わるんだなぁと感動。
また、ダウン症の学童の方も参加されていて、先生と連弾。頑張っている姿が可愛い。

また、発表会があれば、今度は新曲を披露できるよう、マイペースで練習に励みます。
上の映像、ベランダの薔薇が咲きました。薔薇の名はマチルダ。とても好い香りです。
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