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ここのところ、また慌ただしくなりまして、更新ができず仕舞い…。

でも、「芸術の秋」ということで、今月に入りあちらこちらと出かけています。

①ラグジュアリー:ファッションの欲望 (於東京都現代美術館)
⇒オートクチュールの職人技に目を見張る。シャネルの服がいかに高度なテクニックに裏打ちされたものであるか窺うことができたのは収穫。シャネルの服を実際に見たほうが、映画で見るよりもシャネルの人柄がよく伝わってくる。ポワレの服は映画に出てきたそのままで、思わず笑ってしまった。

②ミンコフスキ &ルーヴル宮音楽隊の2夜(ラモー、モーツァルト、ハイドン)
⇒この古楽オケを聴くのはエクスでの《後宮からの逃走》以来。ラモーのクラヴサン(ピアノ)曲を録音した青柳いづみこ氏は「ピアノで弾くラモーはオペラの情念をまざまざと蘇らせる」と書いたが、ラモーの音楽悲劇はラシーヌなどフランス古典に通じる情念の世界を色濃く感じさせる。優雅で取澄ました仮面の下に、人間が当然のように持っている正負の感情の波が激しく渦巻いている。ラモーによる負の感情表現は凄まじく、やはりオペラ全曲で聴いてこそ圧倒される。
私のラモー体験はクリスティがベースであり、それと比べると、こちらの指揮者は荒っぽさが目に付いて…(CD《ダルタニュス》は愛聴盤だが)。
アンコールのグルックは凄かった!ドビュッシーの言ったとおり、ラモーとグルックの繋がりに納得。

③METライブビューイング《トスカ》
⇒トスカを歌うマッティラは6年前に《サロメ》で聴いているが、その時とはだいぶ印象が違う。アップの映像になると、きつい部分が多々見られるのは致し方ないが、ちょっと気の毒。
ブーイングにあった新演出だが、欧州の前衛さに比べたら大人しい部類のような…。新国立劇場では無理かも?
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