2年かけて仕上げたショパンのノクターンOp62-2、発表会で演奏しました。
舞台上でスポットライトを浴び演奏するなんて、昨年の結婚式以来…(この時は疲労で意識がほとんど飛んでおり…勢いで弾ききった感じ)。

そんなに緊張はしないでしょ、と軽く考えていましたが、自分の番が近づくにつれて動悸が…。予想外の緊張…。
舞台へ出て弾き始めましたが、手がこわばってしまい、細かいパッセージで指がもつれてしまいました。後半は余裕が出て、思ったように表現ができたのですが…。練習ではもっと弾けていたのに、残念。
常にこうしたプレッシャーにさらされているであろう、プロの演奏家はやっぱり凄い…(今さらながら)。
でも一つの曲を自分なりに仕上げられたことの充実感、達成感を味わうことができたのは、ありがたいこと。

レパートリーが増えていくのは嬉しいですが、人前で弾くことにもう少し慣れなくてはいけないですね。
今度、同僚のピアノサークルに参加して、度胸をつけようかと思っています。

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次の曲はグリーグ《ホルベアの時代から》前奏曲&サラバンド。
また数年がかりの取り組みでしょうが、マイペースで深めていこうかと。
そしてバッハ、今年中にはシンフォニア(3声)に移れるよう練習に励みます。
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今年3月のパリ・オペラ座バレエ公演《ジゼル》に感激して以来、すっかりこのバレエ団の魅力に捕われてしまいました。
ですので、パリ・オペラ座の舞台裏を収めたドキュメンタリー映画、《エトワール》(DVD)を観てみました。十年前に製作されたものなので、現在活躍中のエトワールの方々は、皆初々しい感じ。
アニエス・ルテステュの気品ある美しさにびっくり。
白鳥の手の動きの芸術的なこと!
ベジャール作品では打って変わって生き生きした笑顔、溌剌さに満ち、これもまた違う雰囲気で魅力的。

舞台裏に焦点を当てたものなので、超人的に見えるダンサーもやはり人間だということがよく分かります。
トップに立っても、その立場を維持していく責務を抱え、毎日の努力が欠かせない。
自分の肉体で表現するということは、その衰えとも向き合っていかなくてはならないわけで、精神的にも苛酷。だから、美しさだけではない、鍛えられた鋼のような強靭さも併せ持っています。
いや、強さがあるからこそ、美しいのかも。
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早速開催初日に足を運びました。
ボッスの後継者、ピーテル・ブリューゲルと、同・次世代の画家たちによる版画展。
寓意を描いた奇想な世界は、浮世絵の幽霊・妖怪画のように納涼を誘って、今の時期にはぴったりかも。

その細かさに目が痛くなったけど、面白さは抜群!図録をお買い上げ。
寓意画、宗教画が主ですので、読み解くには解説が不可欠。
図録の解説はかなり充実しており、これからもじっくり眺めて楽しめそう。
これで¥2,500とはお買い得です。
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鎌倉の雑貨屋さん「mar」で一目惚れした、ガラスの小さな花器たち。
緑を生けて部屋に飾ると、とガラスの透明感が清々しくて、小さな癒されスポットになりました。
身の周りに緑があると、やっぱりいいな。
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すこしづつ形が異なるので、並べて飾ってもいいかも。
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つかこうへいさんの死去。
「つかブーム」は知らない世代だけど、小説「蒲田行進曲」「飛龍伝」「幕末純情伝」など高校時代に親しんだ。
読むきっかけはなんだったんだろう、もう覚えていないけれど。
常識を覆すような関係にある、愛憎に満ちた人間の姿が痛々しかった。
社会人になってから、舞台も観にいった(演じていた筧利夫が凄まじいハイテンションぶりで圧倒された)。

在日韓国人2世であることを綴った「娘に語る祖国」は確かベストセラー(実家でも購入していた)。
それで、このペンネームの意味の深さを知った。
これから伝えたいことがまだまだあったことだろう。
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午前に参議院投票を済ませ、午後から東大駒場キャンパスへ。
とあるシンポジウムで父が講演を行なうので、母と妹と連れ立って出かけました。

e0036980_2340794.jpg本郷キャンパスほどではありませんが、ここにも歴史的建造物があります。時計台を持つ一号館は登録文化財指定。
内田祥三の設計で、関東大震災後に、東大と一高が一体感を持ちうるよう工夫したとのこと。
こうした建築物が点在するキャンパス内は、緑豊かな環境で、しっとりとした落ち着きがあります。
見るからに近代的な設計の総合センターもあり、街中でよく見かけるチェーンの喫茶店が入っていました。中に入ると、とても静か。机にテキスト等を広げて勉強している若者多数。
なんとインテリジェンスな雰囲気…。

e0036980_2344411.jpg父の講演を聴いた後は、渋谷エクセルホテル東急でお茶。
3人それぞれが異なるオリジナルハーブティーを選び、私は「マンゴーチリ」を。
ルイボスティーにマンゴーをブレンドしたもので、スパイスのアクセントが効いていて美味。
妹の飲んだ「ミンティラベンター」がとても爽やかでした。
自宅用に購入できるので、またの機会に。
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今週BSで放映された「読まれなかったフレデリックへの手紙」を観ました。
故黒田恭一の遺稿・未完の朗読劇を草笛光子が朗読し、横山幸雄がショパンの名曲を演奏。サンドとショパンの9年間に焦点を当て、朗読劇と演奏で交互に進められるもの。
サンドの献身と庇護があったからこそ、ショパンはあれほどの名曲を作り出すことができた。それは周知の事実であるけれども、リストしかり、ワーグナーしかり、ロマン派名曲での女性の影響は大きいなと…。

e0036980_22474369.jpgこの番組でショパン《スケルツォ第2番》を初めて聴き、すっかり魅せられてしまいました。
激しさと優しさ、喜びと苦悩、高揚と落胆が交互に入れ替わり、まるで青春真っ只中の心象風景のよう。
そして今、ポゴレリッチが弾いたものを取り寄せて聴いています。


ポゴレリッチの名と評判は知っていましたが、演奏を聴いたのは実は初めて。流麗で華やかな「ピアノの詩人」ショパンの世界をイメージして聴くと、裏切られた気持ちになるかも。
「ショパンは美しくあらねばならない、美しく聴かせなければならない」といった固定観念から離れて(解放されて)います。緩急のコントラストが大きく、タッチも様々。それだけ表現の幅が広いということです。テクニックは見事ですし、音の粒立ちも美しい(曖昧さがない)。

感じられるのは、今まさに曲が生み出されたばかりのような瑞々しさ(即興性)と、生身の人間が音楽で何かを表現しているという、一種生々しいデモーニッシュさ。ショパンを自分の内的世界に取り込んで、こちらに真っ向勝負を挑んでいるという姿勢が窺えます。

クラシック音楽であるけれども「現代美術の一番大事なところは、人間と対立するような形をとっているということ」と言った村上隆さんのコメントを思い出しました。
私にとってはこれも紛れなくショパン。ある意味、私も見習いたいです。

今月の発表会を終えたら、グリーグ《ホルベアの時代から》に取り組むつもりでしたが、この曲も弾きたい!
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