桜が開花し、ようやく春本番。
春を迎えた嬉しさから、久し振りに着物を纏って外出したくなりました。
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桜の花弁を刺繍した半襟に、珊瑚色の綸子。
これにポリの帯を合わせようとしたら、当然ですが光沢の違いが歴然、慌てて取り替えました。

久し振りに絹に包まれる感覚は、なんとも気持ちが良くうっとりしてしまいますが、街着としてはやはり派手ですね。
観劇ということで、お洒落着で。
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びわ湖ホールで《死の都》鑑賞後は、ホール側の琵琶湖ホテルへ。
なんといってもホール側で立地がいいですし、リーズナブルなのにクオリティが高く、温泉付き。
部屋にはマッサージチェアもあって、すっかりくつろいでしまいました。
高層階からの眺めもよく、リゾート気分を満喫。

部屋からの眺め。ライトアップされたナイトクルーズ船は雰囲気抜群。
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びわ湖ホールも見えます。先ほどまでそこにいたんだなぁと、また余韻に(^-^;)
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日が暮れると、びわこ花噴水もライトアップされ、美しいです。横幅は440mで世界最大級とか。
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e0036980_23202691.pngそして旧大津公会堂まで出向き、「モダン・ミール」で近江牛のステーキ!

ここまで来て、近江牛を食べないわけにはいきません。
精肉店の直営なので、リーズナブル。

初めての近江牛、くさみが全くなくて、柔らかいこと。
ペロッといただいてしまいました…。
美味しかったな。
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ウィーンの作曲家コルンゴルトによるこのオペラは、私の偏愛する作品の一つで、いつか実際の舞台を観たいと思ってきたもの。
10年前、ザルツブルクにてデッカー演出のものを観ることができましたが、時を経て、今、日本で2つのプロダクションが同時に観られるとは、なんという巡り会わせ…。
今の時代(日本)が、何かこのオペラに惹かれるものを感じているのかもしれません。

私にとって、これはまさにウィーンのオペラ。作品の舞台である古都ブリュージュならぬ、古都ウィーンの薫りを濃厚に感じます。
生と死が絡み合い、時に官能的な旋律に彩られて展開するストーリーと曲は、20年前に初演し、日本でも大ヒットしたウィーン・ミュージカル、《エリサベート》とも共通する、独特な雰囲気を持っています。
帝政末期を舞台にした《エリザベート》と、帝政崩壊時に作曲された《死の都》。
《エリザベート》では「死(Der Tod)」が主人公を捕えようとし、《死の都》では、愛した亡き妻が主人公を捕えて離さない…。

失われた過去に対する愛着が、曲として見事に表現されており、遠い昔に誘われるような、いつもノスタルジックな想いに捉われます。10年ぶりに接してみて、それをさらに強く感じるようになりました。決して戻ってはこない過去…、甘く苦い記憶。
過去に引き摺られながらも、「死者は決して生き返ることは無い…、この世では会うことができないのだ。天国で会えるその時まで…」という主人公に、悲しみを受け止めつつ、今を生きていくことが大事なのだと、ほんのり勇気づけられる気がします。

今回の上演はオール日本人キャスト、力の入れ込みようが伝わってきました。
このオペラは、歌唱ももちろんですが、問われるのは何といってもオケだと思います。後のハリウッド映画音楽を想像させる、壮大なコルンゴルト節を十分に味わうことができました。
特に印象に残ったのが、3幕での「聖体の音楽」。これぞコルンゴルトという迫力で、後の《ヘリアーネの奇跡》が思い浮かびました。
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オペラ《死の都》鑑賞に、びわ湖ホールまで。
初めて訪れましたが、琵琶湖の畔に佇む優美な劇場で、ホワイエから間近に望む湖面は解放感たっぷり。
非日常のひとときを、さらにゆったりと演出してくれて、久し振りにオペラへの旅を楽しみました。
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休憩時間には、湖面を眺めながら一息。
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終演後は、夕暮れのなぎさを散歩しながらホテルへ。
こうしてホテルから歩いて劇場へ向かい、また余韻に浸りながら戻るなんて、まるで海外の音楽祭に来たようだ…。そう、10年前も同じオペラを観たあとに、旧市街を後にして戻ったなぁと、「リュートの歌」をリフレインしながら想い起こしていました。
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時が経つのは早いもの、この曲の感じ方も昔とは違うのだろうと思いましたが、さらに遠い昔へのノスタルジックな想いが重なるようになりました。
私にとっては「決して戻らない過去への愛着」が象徴的に描かれた、想い出深い曲の一つです。
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