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年末の片づけ、大掃除を2日かけて夫婦で行い、新年の準備を整えた後、紅白&第九を見ながら年越し蕎麦(今年は天ざる。天ぷらは毎年すぐ近くの実家よりおすそ分け)をいただいて、落ち着いたところ。
あとは、今年の鑑賞生活のまとめを少し。

今年はオーケストラの演奏会が多かった。普段、オーケストラの演奏会にはまず行かないのだが、友人に譲ってもらった1月都響の現代音楽プログラム、日本初演のシュネーベルとカーゲルの作品が素晴らしかった。特にシュネーベル《シューベルト・ファンタジー》では、「今、クラシック音楽を聴くとは、どういうことなのか」=クラシック音楽を聴く「私」とは何なのだろう、と、音楽を聴くという体験そのものを捉えなおすような試みが感じられ、とても刺激的だったー「過去の音楽作品を今日の体験から新しく聴くことができる…音楽が価値ある真に生きたものとして、いかに現代に伝えられるかという受容そのものが問題なのである(プログラムより)」ー。

こうした、新鮮な体験を与えてくれる、目から鱗のような作品を聴きたいなぁ、とそれからは在京オケによるサーリアホのオペラ&クラリネット協奏曲、アダムズ、藤倉大など「日本初演」の曲が多くなってしまった。新しい音楽に身を浸すことで得られる感覚があり、面白い体験でもあるので、来年もこの傾向が続く予感…。

また、久し振りに海外遠征ができたのは、本当にありがたいこと(気軽にはできないことだと思っている、家族&職場に感謝)。
シュターツカペレ・ベルリン&アルゲリッチにドレスデン・ゼンパーオーパー(シュターツカペレ・ドレスデン)、ベルリン・フィルハーモニーと聴いた。
ベルリンフィルの公演については、感想など書きたいのだが(今日は時間が無くて…)。好きなコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を実際にベルリンフィル&ギル・シャハムで聴けたこと、これまた好きなシュミットの《ノートルダム(インテルメッツォ)》も聴けたのは、嬉しかった。シュミットの歌劇《ノートルダム》、音楽的にドラマチックで惹きこまれる、とてもいい作品だと思う。いつか舞台で観たいものの一つだ(でも、日本ではまず聴けないだろう…)。
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今年は薬膳アドバイザーの資格をいただくことができたが、東洋医学の視点から「食」を学んで、自分が身を置いている環境に合わせた養生が大事なのだと実感した。自分が口にする食物について、意識が高まったのはもちろんだが、自分に足りないものが何か、少しは客観的に捉えられるようになったと思う。一番のポイントは、「薬膳は美味しい料理」ということである。実践まで行き着かないのが、つらいところ…(共働きにとって、毎日のご飯作りはそれなりに大変)。
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薬膳の実践例を学ぶことも兼ね、ランチ会へ。「冬の薬膳」のフルコースで、お腹一杯!
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百合根と地鶏のとろろ蒸し。百合根は乾燥の季節には効能の高い食材。百合根はホクホクして、本当に美味。
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黒米のバラちらし。黒米は大好きだけど、白米に混ぜて炊くことが多い。全部が黒米なんて初めて。もちもちして、お寿司でも全く違和感がない(どころか、とても美味しい)。
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デザートは里芋のムースに、ミカンと白きくらげのゼリー寄せ。
どれも優しいお味、上質なお料理を堪能できて幸せだ。

★次の日は毎年恒例の部活OB忘年会を後輩宅で。今年は肉祭りで、黒毛和牛のしゃぶしゃぶがメイン。しゃぶしゃぶといっても肉の厚さが…。数日分のお肉をいただいた感じ。年末年始は暴飲暴食に気を付けよう…。
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今日はクリスマス!とはいっても、日本人らしく(!?)年末の締めくくりとして、毎年恒例の第九演奏会へ。
インバル&都響の熱演に、この一年無事に過ごせたことへの感謝と、今年もよく頑張ったなぁという想いが自然に湧き出て、しみじみ。今年の第九はとても穏やかな気持ちで聴くことができた。その年によって感じることが違うというのは第九ならではで、やはり年末にふさわしい特別な曲だ。新年に向けて気持ちも改まる。

気持ちはすっかり年末だが、ドレスデンのフラウエン教会では、今の時期クリスマス・コンサートが目白押しで、やっぱりバッハのクリスマス・オラトリオを聴けるのが羨ましい。
映像でもフラウエン教会でのクリスマス・オラトリオを聴くことができる。



秋に訪れた際には、ちょうど夜のコンサートのリハーサル中で、教会内の見学はできず残念…(教会の塔に登ったが、眺めが良くて、ちょっと怖いぐらい)。ド・ビリーの指揮&ドレスデンフィルの演奏で、モーツァルトのミサ曲のプログラムだったが、ちょっぴりリハーサルでの美しい合唱を聴くことができた。
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毎年、この時期になるとクリスマス音楽を聴く楽しみを味わえるが、今年はテレマン作曲による待降節&クリスマスのカンタータ《いざ来ませ 異邦人の救い主よ》を始めとした4編が収められたCDをチョイス。
同名のバッハのカンタータもあるが、テレマンは明るく温かく、流麗なメロディーで心和む。やはりテレマンらしい調和の取れた流れだ。

《いざ来ませ 異邦人の救い主よ》とは、いかにもこの時期に相応しい名。この名が付くブクステフーデのオルガン・コラールも、短いが味わい深くて好き。《甘き喜びのうちに》もクリスマスのしみじみとした幸福感があって、この時期にはオルガン曲もぴったり。
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聖なる夜に向けて、ルーベンスの《聖家族》を。
秋に訪れたポツダムのサンスーシー公園。広大な園内に、プロセイン王家の絵画コレクションが展示されている絵画館がある。
豪華な装飾の館内に入ると、壁面がバロック絵画で隙間なく埋め尽くされていて、「鑑賞」という感覚が吹き飛んでしまう凄さに、頭がクラクラしてしまった。
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気を取り直して、絵画リストを見ながら行ったり来たり。大きな作品ではルーベンスが圧倒的に多い。バロック好きには嬉しいが、ここまでくると、どうしていいか分からなくなってしまう(^^;)
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いよいよクリスマスだ。
FM「古楽の楽しみ」でもクリスマスの音楽特集。昨日はストラデッラ作曲によるクリスマス・カンタータが流れていたが、これがクリスマスの喜びに満ちていて素晴らしく(ガッティ&ミラノ市立音楽院バロックオケも素敵)、朝から楽しませてもらっている。

マジパン入りの手作りシュトーレンを友人からいただく。
シュトーレンを手作りなんて、本当に感心してしまう。昨年も美味しかったけれど、今年はさらにさらに美味しい♪ドライフルーツはコクがあって、マジパンはちょうどよい甘さ。最高~!
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そして、手作りオーナメントに挑戦。5分でできる簡単天使や、紙を切り抜いてつくる星などを制作。
手軽にクリスマスの雰囲気が演出できるのは嬉しい。こうした工作は、夢中になると時を忘れてしまう。職場でも生かせそう、来年まで忘れないようにしなければ…。
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楽しみにしていたスター・ウォーズ。公開2日目に鑑賞。
第1作が公開された時は幼児だったため、1作目から3作目はテレビ放映で初めて観たのだが、その面白かったこと!善と悪の戦いというオーソドックスなストーリーだが(だから面白いのだけれど)、SFXを駆使して、銀河の壮大さを具現化した映像には、目が釘付けになった。16年後にエピソード1が公開された時は、もちろん映画館で観た。映像技術の進歩には感心させられたけど、痛快な面白さというにはなかなか…。
私的には初めの3作(エピソード4~)がお気に入りで、やっぱり第1作目が1番面白いと思う。

今回の新たなスター・ウォーズ、女性を主役に据えたということで、「時代は流れてるなぁ、やっぱり現代的だわ!」と、いやがおうにも期待が高まる。ストーリーもさぞかし、こちらの思いもしなかったような仕掛けが…とワクワクしていたが、こちらはちょっと肩すかし。期待しすぎたかも。
1作目へのオマージュといった感が強くて、というのも懐かしい面々が顔を揃えているのはいいのだが(宇宙船のミレニアム・ファルコンまで!)、ストーリーが…先が読める展開。
映像自体は、前作からの続き(数十年後)として観ても、ほとんど違和感がない設定で、細かい配慮には感心。

女性が主人公とは言っても、今回については、あまり男性との差というものが感じられない(そのまま男性が演じても違和感がない)。いいのか、悪いのか…これが新しいヒロイン像なのかなぁ。

とはいえ、好きなシリーズ。これからどうストーリーが進むのか、楽しみにしている。
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シュターツカペレ・ベルリン(バレンボイム指揮)&アルゲリッチのベートーヴェンを聴いたベルリン・コンツェルトハウス。
壮麗なホールには、やはり胸が高鳴る。ホールの大きさも、私的にはベスト。演奏者の息遣いが聞こえるような距離と臨場感が味わえるのは嬉しい。
ホールの両サイドには、これまでのクラシック音楽の歴史を辿るように、作曲家の胸像が飾られている。左右を見渡すと、バッハから始まり、ヘンデル、テレマン、グルック、C.P.E.バッハ…と錚々たる胸像の迫力たるや…!
いくらバロック音楽が好きといっても、このようにバロックの巨匠たちに囲まれる体験をするとは思ってもみず、なんだかドギマギ…。
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私にとって最も親密な作曲家、ブラームスはどこ?と探すとホール後方にいらっしゃいました。よかった(^^;)
1階から上の階を見上げると、小さいサイズながらもドビュッシーやヤナーチェクの胸像が見えたりして、ドイツ系ばかりではないようなので、ホッとしたり…。
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思ったよりホワイエが狭く(皆さん体格がよろしいので、よけいに狭く思える)、休憩中は混み合っていた。中からの景色も雰囲気があっていい。…と思ったら、ジャルスキの特大ポスターが。ベルリンでも美しい声を聴かせているようだ。このホールで聴くのも最高だろう。
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Googleトップページによると、今日はベートーヴェン生誕450245周年(→友人から年が違う!とご指摘あり。ありがとう)。
私にとってのベートーヴェン…、10代の頃は先生に言われるまま《さらばピアノよ》《エリーゼのために》などを弾いていたのですが、自分の好みが出てくると、その後はショパンやブラームス、ドビュッシーなど、専らロマン派以降となり、ベートーヴェンの音楽に触れなくなりました。また、ベートーヴェンのイメージが、「これを聴け!」と押し付けがましいものに見えて、敬遠して…。ショパンを練習している隣の部屋から、ベートヴェンの劇的なピアノソナタが聴こえてくると、その強さに「だめだ…引き摺られる」と感じたり…。
ところが、自分が年を経たのでしょう、今聴くと、受ける印象がだいぶ異なっていることに気づかされます。その音楽に、とても心打たれるのです。心に響くというのは、こうしたことかなと思うのです。

この秋、ベルリンのコンツェルトハウスで聴いたのが、シュターツカペレ・ベルリン&アルゲリッチによるベートーヴェンのピアノ協奏曲2番でした。ベートーヴェンの初々しい瑞々しさと繊細さを感じられる曲(いいです)。
アルゲリッチの実際の演奏に接するのは、初めて。
昨年観た、アルゲリッチのドキュメンタリー映画「私こそ、音楽!」では、鋭い感受性で、心のおもむくままに弾く、まさに芸術家タイプとして描かれていましたが、実際に近く(5列目正面)から眺めると、おっとりと柔らかい雰囲気。
そして、ピアノの音色!今まで聴いた中で、最も暖かい音。音はクリアで、流麗この上ないのに、冷たさが全くない。心のぬくもりがそのまま伝わってくるような手触りで、癒されました。そう、「癒される」という感覚がぴったりの演奏。終了後の盛大な拍手に答えて、指揮のバレンボイムとの連弾が10分以上続くというアンコールでした。
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           ドレスデン・ゼンパーオーパー ホワイエの天井画
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クリスマスマーケット発祥の地と言われるドレスデン。9月の旅の終わりが、ここドイツ・バロックの都と呼ばれるドレスデンだった。ドレスデンのシンボルとも言えるゼンパーオーパーでの一夜は、劇場自体の美しさに舞台の素晴らしさが相まって、忘れがたい記憶となった。
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舞台が跳ねた後のゼンパーオーパーも、余韻を残すような佇まい。聴いていたワーグナーの音楽がリフレインし、オペラの夢が醒めてしまわぬよう、ゆっくりと帰路に向かう。
他の観客も同じ気持ちなのだろう、「舞台を観た後に、こうしてブラブラと街中を歩きながら帰るのは、最高だよ」という会話が。ここ古都ドレスデンでは、確かにそうだ。
またいつか訪れることがあるだろうか?戦火から蘇ったセンパーオーパーよ、さらば。
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天井画に描かれているのは、大天使に演劇の神のバッコス、オペラ《ローエングリン》《魔笛》?シェイクスピアの「リア王」、ゲーテの「ファウスト」と思われるシーンも。あとワンシーンが、なんだか分からない…。
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