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 春を感じるとはいえ、まだ寒さが抜けず桜の開花が待ち遠しい日々。今日はオール・イタリアン・プログラムのコンサートへ。イタリア文化会館が会場ということで、これ以上に嵌まる場所もないというもの。
 東京ヴィヴァルディ合奏団の演奏で、まずはヴィヴァルディのヴァイオリンコンチェルト《恋人たち》。この華やかな響きの色合いに浮かび上がるのは、やはりヴェネツィア。ああ、美しいところだったと情景がよみがえり、郷愁の念に駆られてしまう。
 
 ヴィヴァルディのあとは、どれも初めて聴く曲。
 ロッシーニ《チェロとコントラバスのための二重奏曲》は、最後に演奏されたドニゼッティ《弦楽四重奏曲 第5番(弦楽合奏版)》とともに、雰囲気がまさにオペラ。ロッシーニは低音楽器で、ユニークな構成だけれど、それでも十分にオペラ・ブッファで感じるような愉悦を感じさせてくれるのはさすが。圧倒的だったのがドニゼッティ、オペラの縮小版ともいえるほどの曲の完成度の高さに驚いてしまった。今までドニゼッティのオペラを積極的に聴いてきたとはいえないが、この弦楽四重奏曲を聴いて「あー、やはりこれは直球ど真ん中のイタリアものだ。イタリア魂を感じるなぁ。」と改めて納得。演奏がとってもよくて、大満足。

 そしてボッシ《ゴルドーニ間奏曲》、ボッケリーニ《弦楽五重奏曲「マドリードの夜の音楽」》。
 《ゴルドーニ間奏曲》はその名の通り、ヴェネツィアの劇作家ゴルドーニから。戯曲を想い起させ、まるで音楽による喜劇のよう。ドタバタ感や皮肉めいた言い回しが溢れ出るかのごとくで、楽しい気分が盛り上がること!ボッシは19世紀後半なので、書法もモダン。気に入ったので、全曲版でまた聴きたいな。ボッケリーニは、こんなに楽しい曲も作っていたんだと。渋い曲のイメージがあるので、新鮮だった。

 音楽だけでも体全体でイタリアを感じられる、今回のプログラム。イタリアの情熱に包まれて、充実感たっぷりだった。

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休憩時にいただいたサンドウィッチ&サブレ。美味しかった♪

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