今日は午前中から美容院へ行き、カット&パーマ&染めをお願いしましたが、4時間もかかってしまいました(ストレートパーマは時間がかかります…)。その後すぐ歌舞伎座へ向かい、夜の部を鑑賞。先月に観た文楽版『仮名手本忠臣蔵』と比べてみたかったのです。
今回の歌舞伎座では『仮名手本忠臣蔵』の5、6段目のみ(先月の文楽では大序から最後の11段目まで、ほぼ全て上演していました)。

歌舞伎と文楽はそれぞれの味と見所があり、比べて観るものではないと思いますが、歌舞伎だとなんとなく物足りなさを感じてしまいました。それはなぜか、大阪では文楽を「見に行く」のではなく、「聴きに行く」というそうですが、語り物音楽である浄瑠璃を語る太夫と三味線の演奏によって話が進む文楽は、歌舞伎よりも音楽性が強い。そして私はこれが好き。オペラ(アリア)にかなり近いものを感じます。
太夫が聞かせどころを語った後に沸き起こる拍手は、ちょうどオペラ歌手が見事にアリアを歌いきった後に沸き起こる拍手と同様のものだなぁと。

『仮名手本忠臣蔵』後の『梅雨小袖昔八丈』は観ずにチケットを譲り、神保町の書店へ。来年受験の社会福祉士試験問題集を求めて帰宅。勉強せねば…。あれこれ観にいっている場合ではありませんが、今月はなんだかコンサートなどの予定が多いのです。これでは試験に落ちること間違いなし…。
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先週木曜はレクチャー「ヴェルサイユ時代のフランス・オペラ~ラモー《レ・パラダン-遍歴の騎士-》に寄せて」を聴きに日仏学院へ。11月の来日公演に向けての宣伝といった感が強く、目から鱗という情報は無かったのですが、クラヴサンの演奏も含め楽しみました。フランス・バロック音楽は本当にダンサブル、ビートが効いているというくだりには納得。やはり舞踏の国、バッハやヘンデルとの違いがここではっきりするのはないでしょうか。DVDで発売されているラモーのドキュメンタリーでは、クリスティのほか、ガーディナーもラモーについて述べていますが、来年サル・プレイエルで《カストールとポリュクス》を振りますね。ディドロ『ラモーの甥』でも言及されている、あのテライールの美しいアリア、いつか直接この耳で聴いてみたいものです。

e0036980_2236840.jpg今日は10時半から18時まで、国立劇場にカンヅメでした。さすがに椅子に座っているのがつらくなりました…。でも、一度その世界に惹き込まれるとあっという間に時間が経ってしまいます。太夫と三味線、そして人形遣いと、互いに熱い火花が飛び散っています。この三つ巴の対戦とも言えるような文楽の舞台、生半可なものは無い、ともかく気迫に満ちた凄いもの。クセになる(!?)おもしろさです。歌舞伎・能・狂言以上に、私にはなんだかフィットします…。人形がカワイイからかも。
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e0036980_2333386.jpg残暑で蒸し暑い日々が続いていますね。昨日から遅めの夏休みを取っています。今日は午前11時から第一部の納涼歌舞伎を観て、国立近代美術館工芸館の三輪壽雪展へ。その後再び歌舞伎座に戻り第三部「南総里見八犬伝」を観る予定だったのですが、明日遠出をするので早めに帰宅をと思い、チケットは譲ってしまいました。

第一部はどれも納涼歌舞伎らしくスカッとするもので、暑さが吹き飛んでしまう爽快なもの。特に「慶安太平記」の橋之助による大立廻りは迫力満点。サーカスも真っ青、「おー!(スゴイ)」と思わず叫んでしまいそうになりました。「たのきゅう」は新作舞踊劇、演出&衣装がポップで目新しく、お子様向けにいいのでは。

三輪壽雪(萩焼)の感想はまた後に…。     
→国立近代美術館工芸館
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e0036980_2314164.jpgロシアのレーベル「カロ・ミティス」の、オーボエ奏者ウトキン&エルミタージュ室内管弦楽団によるバッハ(モダン楽器)。管弦楽組曲のほか、オーボエ協奏曲BWV1059Rも入っています。モダンによるバッハのオーボエ協奏曲は、ホリガーのものが好きで聴いているのですが、そのシャープで一糸乱れぬ演奏と比べると、何かもの足りないような気が。でも暖かく包み込むような演奏で和みます~、3楽章での装飾が軽やかで素敵。

管弦楽組曲を聴くのは10年ぶりぐらい。学生時代に図書館で借りて聴いた覚えがあるのですが、その時は退屈で聴くのを止めてしまいました。演奏は別として、この組曲という形式、フランス風序曲に始まって、舞曲が続くというのがバッハには、なんとなく窮屈に感じてしまいます(チェンバロのフランス組曲は絶品と思いますが)。バッハなのですが、なんだか借りてきた衣装をまとっているようで、かしこまりすぎている感じ。ブランデンブルク協奏曲や他の協奏曲の方が、バッハらしいイマジネーションに溢れていると思うのですが。
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今日は長崎原爆の日。TVでも特集が組まれており、今でも被爆の後遺症に苦しんでいる方が多くいらっしゃるとのこと、肉体的な傷跡だけなく、精神的な苦痛も癒えない…。まだこの悲劇は終わりを告げていない。観ていて、つらいです。

だからというわけではないのですが、バッハのカンタータを聴いています。
2000年からのガーディナー&モンテヴェルディ合唱団による全曲ツアーのもの。今まで、私はカンタータの世界には足をあまり踏み入れてこなかったのですが、最近はポツポツ聴くようになっています。以前より、これらの曲が近づいてきてくれたようです。

他、磯山雅先生の『カンタータの森を歩む』シリーズに添付されているCDも、お気に入り。最近再開されたHPを見ると、現在3巻目を執筆中とのこと。また、バロック音楽の名曲についての紹介本も予定しているそう、これはすごく楽しみです。
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歌舞伎座で夜の部を鑑賞。
今月の歌舞伎座はオール泉鏡花作品で、鏡花ファンの私には嬉しい限り。しかも、鏡花作品に精通している玉三郎丈の監修で、願ってもない企画。鏡花の描く幻想世界は、歌舞伎の世界にも通じるものがあって、相性が合うはずだと思っていました。特に、魔界のお姫様は、女形ならではの浮世離れした雰囲気で演じられるのにぴったり。そして、なんといっても台詞が魅力的。雅やかな、美しい日本語。台詞自体が艶やかな着物をまとっているよう。

戯曲中の最高傑作と言われる『天守物語』、主人公の天守夫人富姫(魔界の女主人)は玉三郎の当たり役、なんの不足もありません。でも、相手の海老蔵が役にはちょっと不足でしょうか。気概に溢れた若々しい青年という役作りは分かるのですが、一本調子で深みがないのです。恐れと驚愕に始まり、富姫に魅せられ、人間界と魔界の間を揺れ動く…、そのさまが伝わってきません。そのためか、玉三郎との掛け合いが、しっくりこない。2人が恋に落ちる場面で、台詞も美しい、見せ場の一つと思われるところがあるのですが、なんとそこで観客席から笑いが…。漫才のオトボケシーンのようになっていて、私は眩暈がしてしまいました。そんなことが数回。

でも、演出、衣装ともに美しく、鏡花の世界を堪能することができました。
また観たいもの。
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今月1日のBCJの鈴木雅明氏による古楽レクチャー、きちんとまとめておかなくてはと思っていましたが、なかなかそうもいかず今に至ってしまいました。

《インヴェンション》はピアノを習うならば、初歩段階で必ず通る道。ピアノは幼稚園時から初めていますが、この曲集は今まで弾いたことがなく、現在ちょうど行なっているところなのです。なので、嬉しさ一杯で講座へ行きました。
納められている30曲はどれも短い曲で、構成も2声、3声の単純な部類に入るもの。このシンプルさゆえに、かえって、バッハの作曲術の凄さが、そのバッハの曲というものが、それこそ髪一筋のスキもないほどの完成度で作られているということが、よく分かるのではないかと思います。これだけの素材で、よくもまあここまでのものを創れるものだと、感嘆するのみですが。

バッハ作品の中心は、声楽曲(カンタータ等)。ですが声楽、鍵盤作品とも中心のところでは、共通の概念で作られているとのこと。講座を聴いているうちに、「なるほど…」と納得。
この時代では、音楽に対する概念が現在とは違っており(私は違うとは思いませんが、一般的に)、哲学の範疇に入るもので、主義主張を発表する手段、つまり言語に近いもの。これはルターにおける言葉と音楽の関係に結びついてきます。『音楽』は神の賜物。ルターのコラールの導入によって、音楽が重視され、音楽による説教という価値観が確立。「言葉」と「音楽」両者が統合し、創作過程もシステム的に発展。
創作過程は5分野に分類でき、その1番目がInventio(インヴェンション)。これは作品の基となるテーマのこと。このテーマはインスピレーションのみによって得られるものではなく、もっと事務的な(例えば喜びを表現するなら長調を選ぶなど)もので、職人仕事のように組み立てていくもの。テーマは万人に共有の財産であると考えられました。つまり、題材なので、どのようにも発展でき、誰でも分かち合えることのできる共有財産。

だからといって、その与えられたテーマから、誰もがバッハのように曲を発展させていくことができるかと言えば、そうではないですよね…。
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ここ一週間で、お土産として細々した可愛い小物をいただき、日常のちょっとした幸せでしょうか。ノルウェーの天使像の小物入れや、岩手の木象嵌の手鏡など、女性にとっては嬉しい。
e0036980_21364569.jpgこれは自分で買い求めましたが…。赤いベベ着たかわいい金魚、一目惚れ。神楽坂の椿屋さんの『にほひ袋』。部屋に掛けておくと、ほのかに香って、ジメジメとした空気も清々しくなるようです。他に蝉や朝顔、団扇を模った袋もあり、季節感溢れたしつらえを楽しめます。いろいろと集めたくなってしまいます。

e0036980_21392029.jpgこれもいただきものです(!?)。メロンの空き箱がここ最近お気に入りのまる。







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昨日の朝日夕刊で、パリ・オペラ座の新作オペラについての記事が載っており、来シーズンは和泉式部日記を原作としたオペラが、イタリアの作曲家シャリーノによってプレミエとのこと。驚き。シュヴェツィンゲン・フェスとの共同制作、知りませんでした。どんな上演になるのでしょうか。和泉式部は、情熱&官能的な和歌を書いた人というイメージ、「黒髪の 乱れも知らず …」の有名な句しか知りませんが。シャリーノは2002年のポリーニ・プロジェクトで聴いた覚えが…、と思っていたら、同じイタリアのマンゾーニと勘違い(お能をモチーフとしたマドリガーレでした、内容は全然覚えていない…)。

上の映像、綺麗だったので。ノイマイヤー振付のバレエ「椿姫」。小デュマの小説から構想した作品とのことで、これはヴィオレッタ(マルグリッド)でしょうか。ビジュアル的には素晴らしい!ショパンの調べにのせて踊られるよう。この映像のバックにバラードが流れていました。
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三連休の最終日はあいにくの雨。ですが、あれこれ会場をはしごする一日となりました。

歌舞伎座の泉鏡花作品は楽しみにしていたもの。今日は昼の部『夜叉ヶ池』『海神別荘』のみ鑑賞、後日に夜の部で本命の『天守物語』を観る予定です。玉三郎丈は幽艶そのもの…、海老蔵は魔界の公子という役どころですが、演技を観るとまだ人間界から脱却するには至ってないよう。でも、若々しい魅力に溢れた公子で、斬新な衣装がピッタリお似合いでした。

その後のウイーン・アンサンブルでのメストレ(ウィーン・フィルのソロ・ハープ奏者)、演奏も見事でしたが、モデルさんのようなハンサム。こちらもハープがピッタリお似合い。ハープが似合う男性っているんですね、久し振りにまるの目もうっとり。
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