サバウダ美術館は王宮エリア内にある。共通チケット売り場から階段を登っていくと、バロックの華麗な空間が広がり、ここだけでも雰囲気十分。美術館はさらにその先にあるが、絵画展示室として近代的な改装が施されており、見やすい配慮と工夫が凝らされている。
左右の展示室を繋ぐ通路壁には、所蔵作品の画家についての紹介が掲示されている。一番手前はイタリア・バロックの画家、フランチェスコ・ソリメーナについて。彼の絵が、どの展示室(室数も多い!)にあるのかも記載されている。王宮内という広い空間を生かした掲示だが、センスの良さに感心。
展示室自体はこのようにシンプルで見やすい配置。祭壇画も素晴らしいものが多く、作品を挙げればきりがない。印象に残った絵画は、また時間を見つけてボチボチと振り返っていきたい。