フィレンツェ五月音楽祭劇場にて 演奏の盛り上がりと同様に幕間も賑やか
2011年に開場し「新オペラ座」とも呼ばれるフィレンツェ五月音楽祭劇場は、モダンでスタイリッシュなデザイン。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からも近く(トラムが便利)、分かりやすい位置にあるので迷う心配もない。
劇場入口にはイタリアの劇場でよく見かけるように、今シーズン(音楽祭)のプログラムがズラズラっと掲げられている。文字が大きくて、これは今まで一番分かりやすい掲示。指揮者&ソリスト陣が豪華なオーケストラ公演…。
ブックショップも劇場入口に併設されており、プログラムやグッズなどはここで。ともかく位置が分かりやすい。
1階のホワイエはこじんまりとした印象。ブッフェもあるがあっという間に行列。テキパキとさばいていくので進むのは速い。カフェ(エスプレッソ)&ミネラルウォーターはお安い。私はいつもノンアルコール(…コーラの時が多いの)。
劇場の入口から一般道への間は、こんな赤ジュータン(のような道)が続いている。「いざ、劇場へ」と誘うような雰囲気がいい。泊まった宿は、この道の突き当りにあるという近さだった。
終演後はライトアップされたフィレンツェの紋章に見送られて宿に戻る。心地よいBGMも流れているので、余韻に浸れるのがいい。最後まで心配りを忘れない、劇場のおもてなしに感心。