まるのたまゆら雑記帳
2023-04-05T22:03:31+09:00
marupuri23
ネコの皮をかぶっているけど実は…なの。
Excite Blog
アマルフィの美味しいもの
http://marupuri23.exblog.jp/30285910/
2023-04-02T00:36:00+09:00
2023-04-05T22:03:31+09:00
2023-04-02T00:36:25+09:00
marupuri23
イタリアへの旅 2019
ワーグナーも通った老舗パスティッチェリアアンドレア・パンサでレモンケーキを
アマルフィのドゥオーモ内を巡ったあとは、あまりの人の多さに辟易して、再びバスでラヴェッロへ戻るためビーチへ向かう。途中の広場で一休み。 名物のレモンケーキをモグモグ。ここのお菓子はどれもが極上の美味しさで、特にレモンクリームといったら衝撃的!爽やかさと濃くの絶妙バランス。次の日の夕食は、アマルフィのビーチ沿いのリストランテで。レモンのスライスが乗ったレモンピッツァ、風味が爽やか。あまり飲めない体質だけど、ワインも少し。「コスタ・ダマルフィ=アマルフィ海岸」で決まり。]]>
新国立劇場《ジュリオ・チェーザレ》~R4.10.8
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2022-10-13T23:12:00+09:00
2022-10-14T23:50:43+09:00
2022-10-13T23:12:08+09:00
marupuri23
オペラ
クレオパトラがシーザーの気持ちを掴もうとする時、ヘンデルと、舞台の機械を操作する人々は聴衆の目を奪おうと奮闘する。最も衝撃的なのは、ヘンデルが声によってクレオパトラの性格ともくろみを表現する方法である。彼は旋律を絶えずメリスマによって長引かせ、終止することを遮り…それはあたかも誘惑を楽しむ永遠のヴィーナスの肖像とも言えようか。『ヘンデル オペラ・セリアの世界』W・ディーン著
「バロック・オペラ」は、ヨーロッパの歌劇場ではレパートリーに組み込まれるようになって久しいが、日本では上演機会に恵まれているとは言えず、この新国立劇場においては待望の舞台となる。私にとっても、20年前パリで初めてヘンデルのオペラを聴いてから、なんと歳月が経ったことかと、劇場内を満たす彼の音楽を聴きながら、感慨に浸らずにはいられなかった。
今回の上演は、観客が「なるほど、だからバロック・オペラって人気なのか」と会得するほどの圧倒的パワーに満ちていたわけではないが、上質な演出の勝利である。エレガントで遊び心満載の洒脱さは「オペラを楽しむ」という非日常体験としてはぴったりだった。
ただ、ヘンデルを偏愛する身からいえば、音のバランスに違和感があったことー通奏低音がガッチリ構築されていたのはよいが、他の部分がボケた印象となり、さらに歌手の声がオーケストラに押されている感が。劇場の大きさがバロックには大きすぎるのだろう。
また、バロックオペラの歌唱という点でどうなのか…。聴かせどころのダカーポアリアのA’部分については、即興と装飾のセンスが必要不可欠なのだと改めて難しさを実感。
とはいえ、貴重な上演であることは間違いない。今後もレパートリーが増えることを願っている。
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アマルフィのドゥオーモ、地下礼拝堂で
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2022-10-07T22:44:00+09:00
2022-10-07T22:48:57+09:00
2022-10-07T22:44:09+09:00
marupuri23
イタリアへの旅 2019
聖アンドレアの眠るクリプタ
コンスタンチノープルから1208年にアマルフィへ
ここが地下であることを忘れてしまうほど、煌びやかで豪奢な礼拝堂に驚く。それでいながら、穏やかさと荘厳さに満ちた空間。しばし時間を忘れて、この神々しさに浸る。
天井には、ファルコ―ネのフレスコ画(17世紀)によるキリスト受難の物語が。手前の顎鬚の人物が聖アンドレアかしら。こうして、ゆっくりと物語を追っていくのも、また至福。
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エクス・ノーヴォ《ラ・ペッレグリーナ》のインテルメディオ~R4.5.21
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2022-10-05T23:35:00+09:00
2022-10-06T07:12:41+09:00
2022-10-05T23:35:54+09:00
marupuri23
コンサート
1589年のフィレンツェへブオンタレンティによる舞台装置を思い浮かべながら
現存する最古のオペラは、1600年にアンリ4世とマリア・デ・メディチの婚礼時に上演されたペーリ作曲、リヌッチーニ台本による《エウディリーチェ》(その前の《ダフネ》は一部のみ残存)だが、その前から祝祭時に催されていた「インテルメディオ」と呼ばれる音楽劇が存在している。 本日の公演で奏でられたのは、1589年のフイレンツェ大公フェルディナンド1世とクリスティーヌ・ド・ロレーヌの婚礼で上演された喜劇《ラ・ペッレグリーナ(女巡礼)》の「インテルメディオ」。古代ギリシアのデルポイが表現され、神々とデルポイ人=フィレンツェ人が、新郎新婦を寿ぐ6つのエピソードで構成されている。 総監督はカヴァリエ―リ!有名なローマのオラトリオ作曲家。彼の作曲も多いが、カッチーニ、ペーリと今でも名前が残る方々が。この時代の音楽を聴く機会はそうそう無いので、興味深く聴いた。オペラの前身ということで、バロックの初期の雰囲気が色濃く、新しい音楽の感覚が十分に伝わってくる。曲は祝祭感に満ちた艶やかなものだった。 この舞台装置を担当したのは、ウフィツィ宮を完成させたブオンタレンティである。トリブーナを手掛けたのも彼とのこと。 今でも鮮やかに思い出されるトリブーナ、ここに展示されているメディチ家のヴィーナスは遠かった…。]]>
アマルフィのドゥオーモへ
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2022-10-03T22:11:00+09:00
2022-10-03T22:12:56+09:00
2022-10-03T22:11:56+09:00
marupuri23
イタリアへの旅 2019
アマルフィの守護聖人、聖アンドレアを奉じた聖堂へ
ムーア様式の鐘楼は、なんとも言えない愛らしさ
観光地として名高いアマルフィのドゥオーモは、エキゾチックな南国の雰囲気に包まれて、広場に聳え立っている。
この聖堂を間近で見ると、誰もが「ああ、私は今、アマルフィにいるのだ」と実感することだろう。そして、この聖堂も「ようこそ、アマルフィへ!」と旅人を快く迎え入れてくれる開放感に溢れている。
ビザンチンをはじめとする様々な様式が寄り合わさった、このユニークで愛らしい聖堂へ。 聖堂の入口では、聖アンドレアが逆さ十字を背負って、礼拝者を迎え入れる。また、陽を浴びて黄金に輝くファサードのモザイクの煌めき!このような、モザイクの輝きに彩られたイコンを観るのが大好きだ。萌え、である。
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新国立劇場《ガラスの動物園》~R4.10.1
http://marupuri23.exblog.jp/30134526/
2022-10-02T22:34:00+09:00
2022-10-04T22:37:43+09:00
2022-10-02T22:34:28+09:00
marupuri23
演劇
「かわいらしい銀の靴のようなお月さま。…さあ、ローラ、お願いしなさい!」「なにをお願いしたらいいの、母さん?」「(声はふるえ、目は突然涙にあふれて)しあわせを!あんたのしあわせをだよ!」『ガラスの動物園』小田島雄志 訳
秋は劇場シーズンの始まり。フランス国立オデオン劇場からの招聘公演へ。 テネシー・ウィリアムズによる、あまりにも有名な戯曲。更に有名な『欲望という名の電車』は強く印象に残っているが、この『ガラスの動物園』は初めての体験。ということで、鑑賞前に新潮文庫の訳書を読んだが、当然、自分なりのイメージが出来上がってしまう(ありがち…)。そのことが、今回は裏目に出てしまった。
母親アマンダ役の主演ユペールは熱演で、その生活感に乏しい華やかな美しさが、この役には合っていたのだろう(私のアマンダのイメージとは遠いのだが)。さすが、フランスのトップ俳優のオーラ出まくりで、美しすぎるユペールに驚愕。彼女を観るだけでも価値あり。 アマンダは『欲望という名の電車』のブランチと同様に゛かつては華やかな暮らしをしていた”゛美貌の持ち主である(だった)”など共通点が多く、まるで精神的な姉妹のよう。過去に縋り、現状を受け入れることができないという悲劇的人物である。
でも、私のなかでの『ガラスの動物園』の主人公は、なんといっても若い娘のローラである。ローラの持つ障がい(歩行がままならない)が、彼女の性格を更に内向きにさせているのだが、今回の舞台では、その表現が曖昧なのが一番気になった。障がいをどのように表現するか、というのは演出として大変難しいと思うが、この部分はローラという人物を形作るうえでは外せないものである。 また、ローラのコレクションにあるガラスのユニコーンは、彼女自身の象徴。ユニコーンには角があり、幸福をもたらす奇跡の存在だが、ローラは角を普通の馬と違う、つまり欠点だと思っている。ユニコーンが床に滑り落ち、角が取れた際には「角をとってもらって、この子もやっとー普通になれたと思っているでしょう!角のないほかの馬たちと、これからはもっと気楽につきあえるでしょう…」と話すのだ。角は彼女の個性で、普通と違うことこそが、彼女を彼女たらしめているのだが、そのことを負い目に感じている彼女の思いに、胸が締め付けられる。 あと、友人もできないほど人見知りをするローラが、兄ならともなく、いくら好きだった同級生とはいえ、数年ぶりに合った男性に、しきりと抱き着くようなことをするわけがない。 …現代的に表現しているのかもしれないが、原作とは乖離しているのではないかと(それで良いのか悪いのかは分からないが)、自分のなかでは疑問符のまま、鑑賞を終えた。
この戯曲は、その後のアマンダとローラについては述べられていない。それは、観客の想像に委ねられている。ウィリアムズの実在の姉とは違う未来に進んでいったことを強く願う。]]>
ラヴェッロからアマルフィへ
http://marupuri23.exblog.jp/30130878/
2022-09-29T06:00:00+09:00
2022-09-28T22:49:27+09:00
2022-09-28T22:46:28+09:00
marupuri23
イタリアへの旅 2019
海水浴の人達で溢れかえるビーチアマルフィ海岸にて
ラヴェッロから30分程バスに揺られて下界=アマルフィへ。下に降りていくほど乗客が多くなり、終点のアマルフィに着く頃は満員状態。そして、バスを降りたとたん、ビーチに人がひしめき合っているのに圧倒される。シーズン真っ盛りのアマルフィは、凄いことになっているのだった。 これはいくらなんでも無理(のんびりできない)と呆気にとられるが、気を取り直してドゥオーモへ向かうことにする。まず迎えてくれるのは「海の門」。 この「海の門」はレナート・ロッシのデザインによる陶芸作品で、鮮やかな色合いが南国気分を盛り上げる。ここを通り抜ければ、すぐにドゥオーモのある広場となる。]]>
ヘンデル・フェスティバル・ジャパン《セメレ》~R4.5.15
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2022-09-28T06:00:00+09:00
2022-09-27T22:42:03+09:00
2022-09-27T22:37:56+09:00
marupuri23
コンサート
これぞバロックオペラ!! コロナ禍となってから外出自体を躊躇しがちとなっていたが、やっぱり大好きなヘンデルをどうしても聴きたくて、当日券でヘンデルのオラトリオ《セメレ》へ。遂に日本でもここまできた感の素晴らしい演奏に感無量。行って本当に良かった…。 オラトリオだけど、世俗的とあるように、オウィディウスの神話『変身物語』から題を取り、ゼウスらが登場する中身はオペラそのもの。最後はアポロンがバッカスの誕生&愛を讃えて幕。
4時間の長丁場だったが、歌手ではカウンターテナ-中嶋さんがクリアな美声で印象的。何よりオーケストラが集中力を切らさないアグレッシブさで上手い!大成功で拍手の嵐、私もスタンディングオべーション。
ただ、観客は普段オペラを観ない方も多いのだろう、このオペラ的な作品(なにせ謳い文句が「淫らなオペラ」だ)を、バッハのカンタータを聴くがごとく「きちんと正座して拝聴せねば」的な雰囲気なのである。いやいや、オペラは娯楽であり、観客が喜んでこそなんぼである。このご時世で、Bravo等の声掛けは難しいが、その分、素晴らしかった歌い手さんへは、独唱後に盛大な拍手を送り、その意を伝えていく。そのやり取りで、どんどん場の雰囲気がほぐれ、盛り上がっていく。「いいぞ!」という観客の熱気が奏者をさらに鼓舞させ、演奏が高みに上っていくという相乗効果が生まれていた。これは、生の舞台でしか味わえないもの、舞台の醍醐味である。
全国紙でも大絶賛「その魅力をようやく日本の音楽家たちが十全に示せる時代になった」(朝日夕刊)。それなのに、残念ながらこの団体では同規模の公演を今後行わないそう。
…これから私は一体どこでヘンデルのオペラを定期的に聴けるのやら。毎年パリやらハレやらヨーロッパまで行けということなのか(泣)。
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ラヴェッロでの昼食、有機野菜リゾット
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2022-09-27T06:00:00+09:00
2022-09-26T20:59:52+09:00
2022-09-26T15:29:22+09:00
marupuri23
イタリアへの旅 2019
ヴィラ・チンブローネの帰りに寄ったリストランテで優しい野菜のお味に癒される 朝からのんびりとヴィラ・チンブローネを散策していたら、ちょうどお昼時。午後はアマルフィに行くつもりなので、ヴィラを後にして、ホテルに戻る途中のリストランテでプランゾ。時間が早いためか、空いており、窓際のテラス席へと案内される。のどかな風景を眺めつつお昼ご飯。
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東京二期会《エドガール》~R4.4.24
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2022-09-26T10:20:00+09:00
2022-09-26T10:23:55+09:00
2022-09-26T10:20:31+09:00
marupuri23
オペラ
数年前のピッコロ・レージョのホワイエにて
ここで再構築初演された公演DVDの展示が
(タイトルロールはホセ・クーラ)
プッチーニ好きとしては、もちろん気に入っている作品だが、上演自体が極端に少なく、実際に聴くのは初めて(CDでしか聴いたことがない)。 プッチーニの初期の作品だが、すでに彼特有の旋律美がそこかしこに感じられることに加え、ヴェリズモ的な熱量の高いストーリーと音楽。ストーリー自体にかなり無理があるのは承知のうえだが、あまり聴くことのできないプッチーニの作品である。聴き逃せないと渋谷のホールへ。
指揮は3年前に北京で聴いて以来のバッティストーニ。コロナ禍ゆえ、オケと歌手はオール日本人だが、これまでの経験の積み重ねによるこなれた感があり、充実した演奏を聴くことができた。テンポはゆったりめで、ストーリーの内容からメリハリ(緊迫感)がもっとあってもよかったかも。今回は、私の好きな1幕最終場を実際に聴けただけでも、嬉しい。 ただ、いろいろと難のある作品である。今後も上演自体は難しいだろうなぁと。
初演はスカラ座なので、以前ここを訪れた際に撮ったプッチーニ像を。名前はラテン語表記(PVCCINI)。
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観世九皐会1月定例会《絵馬》~R4.1.9
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2022-09-25T09:51:00+09:00
2022-09-25T20:47:07+09:00
2022-09-25T09:51:53+09:00
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日本伝統芸能
矢来能楽堂での鑑賞前に、毘沙門さまへ(👆は元旦時のもの)
こちらの絵馬は寅。「いざや二つの絵馬を懸けて、万民楽しむ世となさん」
今年は年女、そして、毎年お参りしている神楽坂の毘沙門さまも年男なのである。12年に1度巡ってくる貴重な機会に、毘沙門さまに間近で御目文字叶い、また、見守られながら御祓いもしていただき、縁起のよい年初め。
その元旦から9日目に、毘沙門さま近くの矢来能楽堂へ。今年の舞台始めは、この能楽堂での脇能である。
今日の番組は《絵馬》。伊勢神宮が舞台で、この時期にふさわしいもの。天照大神らによる「天の岩戸隠れ」が再現され、厳かな中にも新年らしい華やかさだった。
絵馬を掛ける=願いを懸ける、ということで、今年はより多くの上演が叶いますように、と願いを込めながら味わっていた。
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散策の間のジェラート(ヴィラ・チンブローネ散策)
http://marupuri23.exblog.jp/30126971/
2022-09-24T14:20:00+09:00
2022-09-24T14:24:08+09:00
2022-09-24T14:20:16+09:00
marupuri23
イタリアへの旅 2019
ヴィラ・チンブローネでおやつタイム檸檬と苺の組み合わせで
ヴィラ・チンブローネには、ジェラテリアがあったので早速いただく。 イタリアでの夏は、1日1回以上ジェラートをモグモグするのがお約束。さっぱりとしたレモン味は私の定番で、他との組み合わせで少し悩むけど、やっぱりイチゴになっちゃう(時々チョコレートやティラミスにしてみることもある)。 ジェラートをいただくのは、無限のテラス👆の近くに設えられたテーブル席で。お天気も最高で至福。浄土=天国にいる心地。 離れでは、ローマ時代のデザインである石柱や、ブロンズの鹿などが配されている。ここでリサイタルなどが催されたなら、幻想的でさぞ素敵だろう。曲は中世かルネサンスものを…。]]>
都響《第九》~R3.12.25
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2022-09-23T23:50:00+09:00
2022-09-23T23:54:08+09:00
2022-09-23T23:50:48+09:00
marupuri23
コンサート
家族の年末恒例行事である第九鑑賞。 昨年は感染防止のため中止としたので、2年ぶりの鑑賞。これが無くては年を越せない。家族揃って鑑賞できることのありがたさよ。そのことをしみじみと感謝するばかりの《第九》だった。 2021年も感染防止を最優先とした日々=仕事中心の毎日で、ともかく早期にワクチン接種をと奔走し、自身は感染したことがないものの、感染した場合の指示にあたるため、陽性者や濃厚接触者の療養パターンも自然と頭に入るようになってしまった。また、定義自体が変わっていくため、その度に組み直しである。当然、仕事以外は引きこもりとなる。外出自体が非日常となり、そのことにも慣れてしまった感。
新型コロナウィルスについて振り返るとキリがないが、流石にここまで長くなるとは思っていなかった。来年は、さらにwithコロナが加速するだろうが、少しでも良い方向へと祈るばかりだ。 鑑賞後はいつもの洋食屋さんで。家族との会食ですら、久しぶり。また、来年も来れますように。
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塔から悠久の小道へ(ヴィラ・チンブローネ散策)
http://marupuri23.exblog.jp/30125818/
2022-09-23T00:17:00+09:00
2022-09-23T08:55:46+09:00
2022-09-23T00:17:29+09:00
marupuri23
イタリアへの旅 2019
まるで塔の上のラプンツェルおとぎの国に迷い込んだよう
エントランスを通り抜けると、そこはまるでおとぎの国。自分以外の人影も見えず、現実世界を忘れてしまう。ここは、20世紀にイギリスのグリムトリペ卿が買い取り、このような世界を作り上げたそう。 真夏の日差しに花々が輝き、その先にはケレス神殿が見える。女神の背後にはどこまでも広がる大海原。海と空の境目の、なんという近さ!確かに、ここは海よりも天に近い場所。
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ミュージカル《蜘蛛女のキス》~R3.11.27
http://marupuri23.exblog.jp/30123988/
2022-09-20T21:48:00+09:00
2022-09-20T21:53:07+09:00
2022-09-20T21:48:08+09:00
marupuri23
演劇
偏愛するミュージカルへ。
初演、再演に接して以来、なんと23年振りの鑑賞。
1932年生まれのアルゼンチンの作家プイグ(のちに亡命)の同名小説を原作とするこのミュージカルは、私の偏愛ミュージカルの一つ。原語で歌われるCDはもちろん、スコアも大事に持っていて、何度聴いたり楽譜を追ったりしたことか。原作は映画化され、アカデミー賞(主演男優賞)を獲得したことで世界的に知られている。これまで、プイグの小説はもちろん戯曲にも心打たれてきた。
この『蜘蛛女のキス』もプイグ自身で戯曲化しており、日本でも上演されているが、やはりミュージカル版が圧倒的である。
ストーリーは、当時のアルゼンチン情勢が色濃く反映されている。現在のローマ法王も体験したことだが、この時代のアルゼンチンの軍事独裁政権や、ファシズム体制での惨い人権侵害は背筋が凍るほどで、このミュージカルも非常に重くて暗い。でも、それと対比するようにダンスシーンの華やかさや音楽の美しさは格別で、耳にいつまでも残る。残酷ですらある内容に、高いエンタメ性を両立させた稀有な作品である。これからも、時を越えて上演される作品であることは間違いない。
主演の石丸幹二さんは、この難役を見事にこなしていて、歌も含めて当たり役。素晴らしかった。
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