人気ブログランキング |

2018年 08月 29日 ( 1 )

e0036980_21221259.jpg
ブオンタレンティ設計によるメディチ家のコレクション部屋(トリブーナ)
朝の日差しに輝くドームの装飾が眩いほど
e0036980_21424378.jpg
 こちらも東京での展覧会から2年振りの再会。ブロンズィーノ(アニョロ・トーリ)の間にて、メディチ家のマリア。当時の衣装や装飾品の豪華さに目が惹きつけられる。頭の先からドレスまで真珠尽くし。真珠は15世紀終わりに新大陸が発見されてから、大量にヨーロッパへもたらされるようになったものだが、高価なため富の象徴である。
e0036980_21423145.jpg
 品格溢れる愛らしいビア。子供にしては落ち着いた憂いのある眼差しが印象的。清楚な白の衣装だが、質感はゴージャスで袖のたっぷりしたギャザーが華やかなデザインで素敵。
e0036980_21400444.jpg
 なんとも艶めかしいキリスト&聖ヨハネ(《エジプトから帰還する聖家族》)。プクプクした赤子の質感と滑らかさが実感として伝わってくる描写。ブロンズィーノによるマリアとヨセフも、滑らかな肌や衣類の質感が際立つ独特の雰囲気。肖像画以外の作品も、しっとりとした憂いを帯びた作風である。色彩はフィレンツェらしく鮮やか。